「同労者」第58号(2004年8月)     聖書研究に進む 目次に戻る Q&Aルームに戻る

聖書の植物

− 樹 木 (19)

  写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可に
より掲載。詳細は同氏のホームページ
 http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002tree13.htm
又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。


(ミルトスの実)
   ミルトス(ギンバイカ) Myrtus communis フトモモ科、ギンバイカ属



 (ミルトスの花)


荒れ野に杉やアカシヤを ミルトスやオリーブの木を植え 荒れ地に糸杉、樅、つげの木を共に
茂らせる(イザヤ41:19)
「その夜、わたしは見た。ひとりの人が赤毛の馬に乗って、谷底のミルトスの林の中に立ってい
るではないか。その後ろには、赤毛の馬、栗毛の馬、白い馬がいた。(ゼカリヤ1:8)
その他イザヤ55:13、ネヘミア8:15、ゼカリヤ1:10、11にもミルトスの記載がある。この他
エステル記のハダサは名前としてさらにレビ記23:40には「茂った木の枝」として出てくる。
ミルトスは香りがあり、常緑の植物であるので聖書時代にもその後の文献にも数多く登場して
くる。その名は男性の名にも女性の名にもつけられる。低木で成長しても2m位にしかならない
が、葉が密に茂っているので垣根などに使用できる。葉は3〜5cmの長卵形であるが、1〜2
cmの小さな種類もある。夏に5裂花弁の白い花が咲き、そこから沢山の雄しべが突き出して
いる。花の後には黒みがかった青色の実がなる。


わかふうふわかもんに進む   Q&Aルームに戻る   目次に戻る   トップに戻る