同労者

キリスト教—信徒の志す—

聖書の植物

 この欄は、本や讃美歌などの紹介に当てる箇所です。今回は、本の紹介として、聖書の植物に関する著書からその一部をご紹介します。
 私たちの身の回りの道具がどんどん発達し、テレビによって、居ながらにイスラエルの様子が見られる時代ですが、聖書に動植物などの名前が登場しても、都度調べてみるわけにはいかないのが、お互いの現状であろうと思います。
 本誌の紙面を借りて、いくつかご紹介できたらと思います。

<大槻虎男著「聖書植物図鑑」教文館(1992)>

イチジク Ficus caris L.(英)Figtree

  • アダムとエバ
    「このようにして、ふたりの目は開かれ、それで彼らは自分たちが裸であることを知った。そこで彼らは、イチジクの葉をつづり合わせて、自分たちの腰のおおいを作った。」(創世記3:7)
  • ナタナエルの記事
    「イエスは答えて言われた。『あなたがいちじくの木の下にいるのを見たのです。』」

イチジクグワ Ficus sycomorus L.(英)sycomore

  • ザアカイ
    「それからイエスは、エリコにはいって、町をお通りになった。ここには、ザアカイという人がいたが、彼は酒税人のかしらで、金持ちであった。彼はイエスがどんな方か見ようとしたが、背が低かったので、群衆のために見ることができなかった。それで、イエスをみるために、前方に走り出ていちじくぐわの木に登った。」(ルカ19:1~4)
  • イエスが呪われた木・・イチジクグワの木
    「翌朝、イエスは帰る途中、空腹を覚えられた。道ばたにいちじくの木が見えたので、近づいて行かれたが、葉のほかは何もないのに気づかれた。それでイエスはその木に、『おまえの実は、もういつまでも、ならないように。』と言われた。すると、たちまちそのいちじくの木は枯れた。」(マタイ21:18〜20)

この記事に関する、ご質問、ご意見ご感想などがありましたら、下記までご連絡ください。
 仙台教会 野澤 睦雄
  TEL:022-271-6873 FAX:022-271-9292