同労者

キリスト教—信徒の志す—

感想

— 聖泉連合50周年記念フェスに参加して —

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齊藤 遥



「私の神。どうか私がこの民のためにしたすべてのことを覚えて、わたしをいつくしんでください。」(ネヘミヤ記 5:19)

 私たち家族も聖泉連合50周年の記念フェスに参加することが出来たことを感謝いたします。
私たちは娘の顕の寝る時間に合わせ前日の22:30に自宅を出発しました。当日の3:30頃羽生パーキングエリアに到着し、仮眠をとり身支度を整えてから7:00頃にむかいました。行き帰りの運転はほとんど主人が担当し、私は羽生パーキングエリアから目的地までの一時間半ほどの道のりの運転を担当しました。少しでも主人に休んでもらいたくて代わった運転でしたが、段々と雨が強くなり高速道路から首都高、慣れない土地の一般道など私にとっては恐怖の時でした。「ヒーヒー」言いながらの運転だったため、主人も休むに休めず本当に申し訳ないと反省するばかりです。
予想をしていた通り娘も夜中に目を覚ましてしまい、二回ほど車酔いにも襲われましたがさわいだり、愚図ったりすることもありませんでした。羽生パーキングエリアは以前JSFセミナーなど、教会の遠出の際に止まった時より建物がきれいになっていました。武家屋敷のようなたたずまいと夜風になびく柳の木、提灯明かりの中、私たちは少しの時間散歩をしました。道中娘が豊かに仕えてくれました。神様の守りの御手を様々な場面で感じることが出来感謝いたしました。
8:30には会場となるお茶の水クリスチャンセンターにつき、教会から出発された先生方兄姉と合流しました。11:00の受付までに間に合うように各自準備がなされました。11:30から12:00までの30分の礼拝後は昼食をともにし、午後は各教会の讃美や映像を用いて50年の歩みを振り返りながら主の導きを分かち合う時が持たれました。娘は礼拝の嘉納先生の説教が終わってから二時間ほど眠り、午後の部はあまり会場に入ることはできませんでした。けれど娘と遅めの昼食をとりながら会場から聞こえてくる讃美の声やその空気を感じる時に多くの兄姉が捧げる心からの讃美に共に和すことが出来感謝を覚えました。
サマーキャンプや聖泉セミナーの際お世話になった先生方や姉妹たちと交わる時が与えられ、当時幼かった主人と私が夫婦になり娘がいるという事に驚かれた方が多かったです。私は皆さんが私を覚えているのか、会って何を話したらよいのかなど不安と緊張の中にありました。しかし神様は不思議なようにとりなしをしてくださり、昔あっていた時の様に変わらずに交わりの時が持てました。お声をかけてくださった人のほとんどが「あの遥ちゃんが結婚しておかあさんになったんだね。」と不思議そうな顔と喜びの顔とを浮かべていました。多く先生方兄姉たちが娘に声をかけて、関わって下さいました。
娘は主人や私、婦人の方々兄姉がホールの準備をする中、段々と知らない人たちが会場入りするたびに緊張していました。それでもひとりととぼとぼと会場を歩きつつ、どんな人たちなのかを観察していました。少し不安になるといつも一緒にいる仙台の兄姉の輪の中に混ざったりしがみついたりしている姿が見られました。真実姉や謙悟君と過ごしているうちに段々と緊張もほぐれたようで、娘も明るい気持ちでその交わりの中を過ごす事が出来ました。特に午後のカフェタイムで各地の名産品が並び始めたころは、食べることが大好きな娘ですから中京教会からのお煎餅を気に入り、お皿いっぱいに5回くらいおかわりをしていました。ある意味ではいつも通りの娘の姿も見せることが出来たのではないかと感じました。
この営みは私たち家族にとっては大きなチャレンジでした。あまりリスクを負いたくない私は新幹線で行くことも考え主人と共に話し合いましたが、主人は「車で行こう。教会の皆と同じように。少しでも力になれるように。」と言い、私はその強い決意の中を信じて車で出かけることを決意しました。直前になって娘が手足口病になるという試みもありましたが、神様はそのことをも覚えてくださり、その時までには娘の体調も整えられ、そのところに仕える力と守りの御手が与えられました。心からの感謝を覚えると共に、私自身の信仰の足りなさに神が働きかけてくださったこと、強い信仰を持ちなさいという促しが与えられたことに感謝しています。
22:30頃に自宅に着きました。前日の同じ時間に出発して大体同じ時間に帰宅したため、丸一日、24時間をこんなに濃い時間の中、家族三人で神に仕え取り組みまた用いられたこと、家庭に豊かな成長が与えられたことを感謝いたします。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)