同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 信仰の良き友として —

森田 心

「あなたは、キリスト・イエスにある信仰と愛をもって、私から聞いた健全なことばを手本にしなさい。そして、あなたにゆだねられた良いものを、私たちのうちに宿る聖霊によって、守りなさい。」
(テモテへの手紙第一 1:13〜14)

 私の教会の中学生の兄弟と背比べをしました。いつのまにか急に大きくなって断りもなく抜かれてしまったかと思い肩を比べてみると、まだほんのわずか私の方が高かったのです。その時彼に「ぼくを抜いたらステキなプレゼントをあげるよ」と約束をしました。
 彼は「よーし」と言って張り切っていましたが今日、明日努力しても叶うことではありません。でもそう遠くない日にプレゼントを渡せる日が来ると思うのです。若い世代の人たちに背の高さだけでなく色々な所をどんどん抜かれていくことは私にとってはとても嬉しいことです。
 しかし、これだけは簡単に抜かれないようにしたいというものがあります。それは、神様に仕え働きが与えられているものとしての信仰者の高嶺を目指して歩んで行きたいと願っているからです。若い彼らにあっさり追い越されてしまわないように立ち続けたいと思うのです。もちろん信仰者は勝敗によって生きるものではありませんしどれだけの働きをしたかの量や長さをもって図られるものではありませんが、信仰の良き友として競い合い進み行かせていただきたいと願っています。
 若い彼がこの先、確かな救いを与えられ十字架を見上げて歩みはじめるときに私もそのそばにいることが出来、そしていつの間にか抜かされて私が彼の後ろをちゃんと着いて行く日が来ることを待ち望んでいます。今はまず私の背丈を抜かして聖書をよく理解できるように注解書(ステキなプレゼント)を渡せる日を楽しみにしています。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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