同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 共に生きる —

森田 心

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」
(ローマ人への手紙 12:15)

 暖かくなってくると教会の野球部の活動が始まります。冬の時期は雪や厳しい寒さのため代わりにサッカーや、体育館を借りてバスケットボールをしています。
 4月にはいるといよいよ練習が始まり、チームの紅白戦がなされ対外試合へと活発に動き出します。
 その野球部の中学生の兄弟が、一年がはじまった頃の集会の時に今年の目標を聞かれたとき、戸惑うことなく「イーグルスの野球でがんばって活躍することです。」と言っていました。私はこの言葉を聞いてとても嬉しくなりました。きっと彼のお父さんとお母さんは、教会の集会出席や聖書を読むこと、賛美することお祈りすることより、野球が彼の口から最初に出てきたのでドキッとしたことでしょう。でも、私はその時思いました。彼の年頃の時果たして迷わずに自分が教会でやりたいこと楽しみなことがすぐに出てきただろうか?と、また大人の方がいっぱいいる集会の中で、「これがやりたい」と大きな声で言える者だったかと思いました。1年の目標を若い彼が臆することなく語ることによって、私だけでなく親の世代の方々はきっと今年も彼らと一緒にやるぞと思わせたことでしょう。
 わたしも若い人たちと野球を通して交わりをしている1人として想うことは、学校の仲間との野球やジュニアのクラブチームのような場所での野球も選べるかもしれませんが、でも彼は私たちの教会の野球チームで活躍したいと言う願いを持っているのでそれに答えていきたいと思います。ただ彼が喜ぶようにしてあげるのではなく一緒に練習をして一緒にジュースを飲み一緒にご飯をたべながら、みんなが彼をレギュラーとして迎えながら、認められ期待される者になってほしいと望んでいます。そして、ぜひ彼には来年もそして高校生になってもイーグルスの野球を頑張ると目標の1つにあげ言い続けて欲しいと思います。そうすれば、1日遅れで筋肉痛になる年代の方々にも一緒にやり続けてくださるでしょう。彼の魅力に惹かれながら・・・。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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