同労者

キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

 信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。

<イエス・キリストの復活>

先月の質問
イエス・キリストの復活について考えましょう。
・・イエス・キリストの復活の結果何が生じたかを聖書によって述べて下さい。
回答例(作成者:野澤)
 また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。

5.イエス・キリストの復活
5.4 イエス・キリストの復活の結果(つづき)

(3) イエス・キリストはご自身の復活によって、御力によって神の子と公に示された。

「聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエス・キリストです。」
(ローマ 1:4)
 イエス・キリストのみ言葉によれば、多くの預言者中の最大最善の預言者たちでさえも神の僕に過ぎなかったのですが、ご自身はみ父の愛される独り子であられました。他の忠実な使者たちもまた、神の国で単なる僕に過ぎませんでしたが、神の国がキリストの嗣業として彼に所属しているため、彼らはキリストに属するものでした。(マルコ 12:6〜7 を参照)。
 イエスは父なる神とひとつであられて、人々が彼を崇めることは、すべてのひとが父を敬うのと同様でした。
「わたしと父とは一つです。」(ヨハネ 10:30) 
「それは、すべての者が、父を敬うように子を敬うためです。」(ヨハネ 5:23)
 神はイエスを甦えらせなさることによって、このようなみことばを保証されたのです。
 神のみ力によって死から甦らせていただいたひとびとは他にもいましたが、彼らは自分たちの死に先だってこのようのことは述べませんでした。しかし、イエスはこの特別な宣言をされて、それを実現するために死なれました。神は彼の死の三日目に、彼を死から甦らせることを預言され、その通りに事を運ばれました。このようにイエスの宣言は確実に成し遂げられました。。そして、天からの御声より以上に、一層有力で満足な方法によって世々にわたり告げられるみことばは、「イエス・キリストはわたしの子である。それ故、すべての人はわたしと等しく彼を崇めるべきである。」ということが示されたのです。実に、イエス・キリストの復活を認めることは、取りも直さず、論理的に彼の神性を認めることになるのです。
(4) イエス・キリストの復活によって「神は義をもってこの世をさばく」ことをすべての人に保証された。
「なぜなら、神は、お立てになったひとりの人により義をもってこの世界をさばくため、日を決めておられるからです。そして、その方を死者の中からよみがえらせることによって、このことの確証をすべての人にお与えになったのです。」
(使徒 17:31)
 イエス・キリストは父なる神によって、ご自身がこの世をさばくに至るということを宣言されました。(ヨハネ 5:22、27-29)。そして神はキリストを死から甦らせなさることによって、その宣言を保証されました。キリストが義をもって世をさばかれる時が来るということをどのようにして知ることができるかと問う人がいたなら、イエス・キリストが甦られたことによって知ることができると答えられる。過去にキリストが宣言通りに甦られたのであるから、未来においてキリストは宣言されているとおりに、さばきのために必ず再臨されることを示しています。ですから、さばきの日に対する信仰は、神学者たちの想像によるのではなく、証明された事実の上に立脚していると考えるべきです。

<今月の質問>
イエス・キリストの復活について考えましょう。
・・イエス・キリストの復活の結果何が生じたかを聖書によって述べて下さい。(つづきを)

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