Q&Aルーム
信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。
<イエス・キリストの再臨>
- 先月の質問は、
イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。
でした。 - 回答例(作成者:野澤)
- また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。
6.イエス・キリストの再臨の時期(つづき)
- ・・・ (6) の質問のつづきです・・・
- 質問 2
- 次の聖句をどのように説明したらよいか。
「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」(マタイ 24:14)
- 2の回答 1
- この聖句は「証しされるために」全世界に宣べ伝えられるのであって、全世界がそれによって回心するのではありません。
- 2の回答 2
- ある意味では福音の「その声は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた。」(ローマ 10:18)のですが、それに対する関心は、コロサイ人への手紙に書かれているように、一部の人に対してしか喚起されていません。「ただし、あなたがたは、しっかりとした土台の上に堅く立って、すでに聞いた福音の望みからはずれることなく、信仰に踏みとどまらなければなりません。この福音は、天の下のすべての造られたものに宣べ伝えられているのであって、このパウロはそれに仕える者となったのです。」(コロサイ 1:23)
- 2の回答 3
- 福音はこの世の終わりの時がくる前にのべ伝えられなければならない。イエス・キリストが再臨されるときは、終末の事件の始まりであってそれで終わりではありません。
- 質問 3
- 次の聖句はいかに説明すべきか。
「さて兄弟たちよ。私たちの主イエス・キリストが再び来られることと、私たちが主のみもとに集められることに関して、あなたがたにお願いすることがあります。霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。」(II テサロニケ 2:1-4)
- 回答
- 主の日が来る前に「不法の者」が出現するということは真理です。しかし「主の日」とここに言われているのは、イエスがご自身のために教会を迎えるためにおいでになるその日だけをさしているのではなく、それに続いて起こるできごとも含んでいると考えるのがよいでしょう。
- 質問 4
- 教会は大艱難の時代を通るのであるか。
- 回答
- 聖書は、教会が大艱難の時代を通ることを明確に記しています。
「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない。」(使徒 14:22)
- 質問 5
- この世は善良になりつつあるのか。
- 回答
- その反対であって、より悪くなっている。
「だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。・・・不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行われます。」(II テサロニケ 2:3-5、10)
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<次回からのご案内>
- これまでとは別な企画で掲載予定です。ご期待ください。