同労者

キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

 信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。

<イエス・キリストの再臨>

先月の質問は、
 イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。
でした。
回答例(作成者:野澤)
 また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。

5.キリストの再臨の結果

註:キリストの再臨の結果は、当然キリストの再臨の目的に並行して存在する。従って聖句によっては、再臨の目的に分類するのが適切であるものも含まれる。またあるものは、再臨の結果に分類することが適切である。

5.1 神について

(1) イエス・キリストの再臨によって、主の栄光が顕れ、すべての人はみな一緒にその栄光を見るに至る。
「このようにして、主の栄光が現されると、
  すべての者が共にこれを見る。
 主の御口が語られたからだ。」(イザヤ書 40:5)

5.2 教会について

(1) キリストにあって死んだ人は、キリストの再臨の時に甦らせられる。
「主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、」
(Iテサロニケ 4:16)
(2) イエス・キリストの再臨されるとき、信者の肉体はキリストの栄光のかたちに変えられる。
「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。 キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。」(ピリピ 3:20-21)
(3) イエス・キリストの再臨によって、生きている信者も、既に死んで甦る信者も一緒に、全ての信者が空中に携え挙げられて、主に会い、永遠に主と共にいるのである。
「次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。」(Iテサロニケ 4:17)
(4) イエス・キリストの再臨の時に、信者らはキリストの真の御姿を見ることができ、主に似たものとされる。
「愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだ明らかにされていません。しかし、キリストが現れたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。なぜならそのとき、私たちはキリストのありのままの姿を見るからです。」
(I ヨハネ 3:21)
(5) キリストが再臨して顕れなさるとき、信者は栄光のうちに主と共に顕れる。
「私たちのいのちであるキリストが現れると、そのときあなたがたも、キリストとともに、栄光のうちに現れます。」(コロサイ 3:4)
(6) 主の再臨を待ち望む信者たちは、キリストの再臨の時に義の冠を受ける。
「今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現れを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」(II テモテ 4:8)
 
 

<今月の質問>

イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。(つづきを)

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