同労者

キリスト教—信徒の志す—

聖書の植物

— 畑の植物から —

 写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可により掲載。
 詳細は同氏のホームページ

http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002march2.htm

又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。

エンマ小麦
Triticum dicoccoides
イネ科コムギ属 小麦の原種
kussemeth
spelt, emmer(これが正しい)


小麦と裸麦は壊滅を免れた。穂の出る時期が遅いからである。
(出エジプト記9:32)
畑の面を平らにしたなら いのんどとクミンの種は、広く蒔き散らし 小麦は畝に、大麦は印をしたところに 裸麦は畑の端にと、種を蒔くではないか。
(イザヤ28:25)

あなたは小麦、大麦、そら豆、ひら豆、きび、裸麦を取って、一つの器に入れ、パンを作りなさい。あなたが脇を下にして横たわっている日数、つまり三百九十日間、それを食べなさい。(エゼキエル4:9)
引用文中の裸麦はヘブライ語でkussemethでエンマー小麦である。エンマー小麦もマカロニ小麦も先祖は野生二粒小麦Triticum dicoccoidesで、これはイスラエルとその周辺国に自生している。野生種は栽培種によく似ているが、野生種の穂は壊れやすく、小穂はばらばらになって地に落ちてしまう。翻訳によってはこのエンマー小麦をスペルト小麦としているが、スペルト小麦はパン小麦と同じ系列のもので、その頃のイスラエルにはなかった。

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