同労者

キリスト教—信徒の志す—

ショートコラムねだ

— 100分の1秒 —

 今回は気楽にいきましょう。
 ロンドンオリンピックだったと思うが、女子競泳で、100分の1秒差で銅メダルに輝いた選手がいた。この100分の1秒の差は大違いで、4位の選手は何も騒がれない。
 だが、世にもくだらない100分の1秒を争っている人物もいる。
 信号が赤から緑に変わる、その瞬間100分の1秒を目指してダーっと車を発進させる。左右の信号がスタンバイの合図で、そっちが赤に変わるとドンとピストルがなるというわけである。だが、信号め、場所によって切り替え時間が異なる。そのためしょっちゅうフライイングだ。
同じフライイングでも、ウサイン・ボルトの失格となったフライイングのような問題なし。
横断歩道を越えそうになっても、前方信号はまだ赤、おっとっと、というわけで止まる。

 先日、会社の人の運転するマニュアル車に乗せて貰った。なんと彼は、赤信号をニュートラで待機し、前方が緑に変わってからおもむろにギヤを入れ、クラッチをつなぎ・・であった。おいおい、それでは、発信に2秒もかかるではないか。のたのたして5秒もたったら、後続の車に、ぷっぷっと、おしかりのクラクションを鳴らされちゃうではないの?

 100分の1秒発進と、スタートダッシュで、信号待ちに並んだ隣の車は、遙か後ろになる。
典型的ガソリンの無駄使いなんでありますが。ま、代わりに止まるときには、前方信号が赤に変わりそうなら、遙か彼方からさっさとニュートラに入れて、エンジン無しで走る。発進に無駄使いをした分をちょっぴり回収てなわけでありますな。

 こういうこと一体何歳のひとがやってるの?もうちょっと年相応のことに意欲を燃やせばいいのにね。

 福音のためにも、意欲を燃やしているから安心してくだされ。

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