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キリスト教—信徒の志す—

随想

— イスラエル建国70年目の正直!?—

鎌田 新



徒然なるままに・・・、世界の片隅、地の果て、日本のガリラヤ?私の故郷である青森に比べると・・・^_^
地理的にも、宗教的にも、地政学的にも、エルサレムは世界のヘソである。こんな小さな地域がいつの世も、世界中から注目されて来た。それは今後も変わらないだろう。

エルサレムに大使館を建てた今回のトランプ氏の行動は、ある意味、非常にプロブレマティック(問題の多い、解決困難な)ではあるが、これで大国アメリカは聖地エルサレムをイスラエルの首都と明確に位置づけた事を国際社会に示した。さて、日本を含め、他の国々は今後どう出るのであろうか?

イスラエルにしてみれば、1948年5月14日の建国以来、70年目にして悲願のエルサレム奪還が、大きく一歩前進した事になるが、実はこの70という数字は、聖書的に言うと、謂わば完全数であり、この類の歴史的エポックメーキング(新時代を開く)な出来事には、ピッタリなのである<因みに、紀元70年にエルサレムはローマによって陥落した>。

恐らく、ナタニエフさん率いるリクード党はじめ、ユダヤ教のウルトラオーソドックス(超-正統派)にしても最終的には、神殿の丘(今は黄金のドーム型モスクが建っているが)で礼拝をする事、即ち神殿の再建まで、視野に入れているのだろうか?

ただし、現実は悲しいかな、既に暴動が起こり少なくとも50名以上のパレスチナ人が、犠牲になったと報道されている。"エルサレム"とは"平和の街"という意味なのだが、、現状は、なんと掛け離れていることよ。2000年もの間、留守にしてた土地に帰ったユダヤ人だが・・・、今後の展開は神のみぞ知る。His Story =ヒストリーの語源である故に・・・。(ヒストリー、 history=歴史・・His:Hを大文字で書いて・・神の、Story:筋書き)

   
・・()内の説明は、編集側で追加しました。

(夜越山祈りの家キリスト教会 牧師)