Q&Aルーム
信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。
<イエス・キリストの昇天>
- 先月の質問は、
イエス・キリストの昇天について考えましょう。
・・イエス・キリストの昇天の目的、結果を聖書によって述べて下さい。(つづきを)
でした。 - 回答例(作成者:野澤)
- また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。
3.イエス・キリストの昇天の目的(つづき)
(7) イエス・キリストはすべての物を満たすことができるために、もろもろの天に昇られた。
「この下られた方自身が、すべてのものを満たすために、もろもろの天よりも高く上られた方なのです。」(エペソ 4:10)4.イエス・キリストの昇天の結果
(1) イエス・キリストの昇天は、その復活と同様に、私たちに非常に大きな神のみ力を示すものである。
「 また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。」(エペソ 1:18-20)(2) イエス・キリストの昇天によって、私たちはもろもろの天を通られた大祭司を持つ者とされた。「さて、私たちのためには、もろもろの天を通られた偉大な大祭司である神の子イエスがおられるのですから、私たちの信仰の告白を堅く保とうではありませんか。私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(ヘブル 4:14-16)その結果、私たちは堅く自分の告白を守り、大胆に恵みの座に近づくことができるのです。私たちが神に近づく時、何らかの恐れがあり、何らかの躊躇がある場合には、まず私たちは、「私たちの大祭司は天におられる大能者の御座の右に着座された方であ」(ヘブル 8:1)ることを思い出すべきです。
(3) 昇天されたことによって、イエス・キリストはみ父から約束の聖霊を受け、それを信仰のある従順な弟子たちの上に注がれた。聖霊によるバプテスマを授けられる方は昇天されたイエス・キリストである。「神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受けて、今あなたがたが見聞きしているこの聖霊をお注ぎになったのです。」(使徒 2:33)「私もこの方を知りませんでした。しかし、水でバプテスマを授けさせるために私を遣わされた方が、私に言われました。『御霊がある方の上に下って、その上にとどまられるのがあなたに見えたなら、その方こそ、聖霊によってバプテスマを授ける方である。』」(ヨハネ 1:33)「しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたにとって益なのです。それは、もしわたしが去って行かなければ、助け主があなたがたのところに来ないからです。しかし、もし行けば、わたしは助け主をあなたがたのところに遣わします。」(ヨハネ 16:7)「ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」(使徒 1:5) - <今月の質問>
- イエス・キリストの昇天について考えましょう。
・・イエス・キリストの昇天の目的、結果を聖書によって述べて下さい。(つづきを)