同労者

キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

 信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。

<イエス・キリストの昇天>

先月の質問は、
 イエス・キリストの昇天について考えましょう。
・・イエス・キリストの昇天の目的、結果を聖書によって述べて下さい。(つづきを)
でした。
回答例(作成者:野澤)
 また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。

4.イエス・キリストの昇天の結果(つづき)

(4)  イエス・キリストが昇天して高揚されたために、キリストを信じる者は、キリストが地上生活においてなされたよりも、更に大きい業をなすことができる可能性を得た。

「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行うわざを行い、またそれよりもさらに大きなわざを行います。わたしが父のもとに行くからです。」(ヨハネ 14:12)

(5) イエス・キリストはご自身の昇天による高挙のために、栄光と誉れとを得られた。

「ただ、御使いよりも、しばらくの間、低くされた方であるイエスのことは見ています。イエスは、死の苦しみのゆえに、栄光と誉れの冠をお受けになりました。その死は、神の恵みによって、すべての人のために味わわれたものです。」(ヘブル 2:9)

(6) イエス・キリストはご自身の高挙によって、天使に勝る者であることを示された。

「御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。また、罪のきよめを成し遂げて、すぐれて高い所の大能者の右の座に着かれました。御子は、御使いたちよりもさらにすぐれた御名を相続されたように、それだけ御使いよりもまさるものとなられました。」(ヘブル 1:3-4)

(7) イエス・キリストは自ら天に挙げられなさることによって、すべての名に優る名をお受けになられた。

「キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質をもって現れ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われました。それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。」(ピリピ 2:6-9)

(8) イエス・キリストが昇天されて、崇められなされたことによって、天使の権威も力もすべて、彼に服従することが確認された。

「キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。」(ペテロ I 3:22)

(9) イエス・キリストが昇天して崇められなされたことによって、神は、

  1. 万物をその足の下に従わせ
  2. キリストを万物の頭として教会にお与えになられた。

「また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。」(エペソ 1:2)

(10) イエス・キリストが高挙されたことによって、最後に、彼の名によって全ての膝が屈み、全ての舌はイエス・キリストが主であることを告白するものとなった。

「それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、『イエス・キリストは主である』と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。」(ピリピ 2:9-11)
<今月の質問>
イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。

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