同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 成 長 ~

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齊藤 恵一

「人よ。何が良いことなのか。主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか。」(ミカ書 6:6)


 「ろうそく32本立てようか?」
私の誕生日に家内に言われたフレーズです。
今年で32歳になりました。32年間守られたことを感謝します。
家内とも結婚してから6回目の誕生日を迎えることができました。結婚したての頃を思い返しますと2人とも相手の様子を伺うようなかたちで、いい緊張感があったように思います。
どうしたら喜んでもらえるか。
どういう家庭にしていきたいか。
を話し合っていました。家内は山田家のような家庭を築きたいといって家内の思い描く家庭が写し出されている映画を一緒に見たりもしました。良い妻、良い夫とはどういうものかを探りながら、示されながら取り組んで来ました。しかし娘が生まれ成長も盛んになって来ますと思い描いている生活ではなく、現実に沿った生活になっていきました。
私たち夫婦も娘と大体同じ時間に朝目覚め、同じ時間に食事を摂り、同じ時間に夜眠るという共に同じ時間を過ごしています。そのような生活を続けていたところ、私の中で変化がありました。
職場で今まで家庭のことは話さなかったのですが、今では頼まれもしないのに、たくさん話すようになりました。また家庭や職場で何か仕事を頼まれると、素直に従えなかったのですが頼まれ事を喜んで行えるようになってきました。これは娘の要求に答えようと努力した結果だと思いました。
娘の子育ては大変な時もあり、自分も嫌になる時もありますが、ふとしたときに娘が自分で食前のお祈りをしたり、教会学校で讚美歌を口ずさんでいたりする姿を見ると、私も嬉しく思います。
娘を通して私の中で物事が前向きにとらえることができるように神様は喜びを日常の中で見せてくださっていることを感じます。神様は娘の成長だけでなく家長としての私をも成長させてくださっているのだと思います。
これも神様のご計画のうちにあると信じてなおも取り組んでいきたいと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)