同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 手術・入院を通して ~

masaru-san

石井 勝


「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。」 (ヤコブ 1:2~3)」

 先月(11月)は、私にとって、入院と手術をするという大きな出来事がありました。私の記憶の中では、初めての経験かと思います。今年の5月に久しぶりに歯医者へ検診に行ったのですが、レントゲン写真に右下親知らず外側に影の様なものが写っており、悪い物ではないと思うが、総合病院で精密検査を受けた方が良いと勧められました。
検査の結果「歯牙腫の疑い」という事で、良性の腫瘍ではあると思うが、腫瘍である限り、これから大きくなる可能性があり、それによって、神経を圧迫する恐れがあるという事で、摘出手術を勧められました。しかも、腫瘍が少し深い場所にあるので、全身麻酔で手術を行い、1週間程度の入院をしなければいけないという事でした。

ちょうど、同じ頃、妻に新しい命が宿っている事が分かりました。結婚当初からその事を願い祈って来ましたから大変感謝をしました。しかし、私が手術を受けるという事は、身重な妻がいる中で、家庭を1週間空けなければいけないという事で、大変不安な気持ちになりましたが、信じ委ね、手術を受ける事にしました。

11月11日入院をして、翌12日に手術を行いました。術後の傷の状態も良く、16日の土曜日には退院する事ができ、翌日の聖日も教会学校、礼拝、WithTearsのコンサートとその所に身を置く事が許され、感謝しました。留守の家庭に於いても、妻が少し体調を崩す事はありましたが、守られ、その所を越えさせて頂きました。
手術してから2週間程が経過しましたが、入院生活から日常生活に戻る中で、食事も流動食から通常食になり、傷や噛む筋肉である咀嚼(そしゃく)筋が痛んだりするという事はありますが、全き癒しを願いながら、進ませて頂きたいと思います。 来年の2月には、いよいよ私達の家庭に新しい命が誕生しようとしています。このことを神様からの祝福と信じつつ、しかし、おそれをもって進んで行かなくてはいけません。

家庭集会の中では、子供が生まれてからではなく、生まれる前から充分にその備えをしていかなくてはいけないというお話がなされます。私達夫婦が、互いに仕え合い、そして、導きの中を遜って歩んでいく事、それがたとえ試練の中であっても、変わらずに成される者であらせて頂きたいと思います。


(仙台聖泉キリスト教会 会員)