第286号
2023年 8月

・・・ 表紙の写真はイスラエルの樹木 いちじく桑 ・・・
廣部千恵子氏の許可を得て掲載した聖書の植物のひとつです。
「それからイエスは、エリコに入って、町をお通りになった。ここには、ザアカイと
いう人がいたが、彼は取税人のかしらで、金持ちであった。彼は、イエスがどんな方
か見ようとしたが、背が低かったので、群衆のために見ることができなかった。それ
で、イエスを見るために、前方に走り出て、いちじく桑の木に登った。ちょうどイエ
スがそこを通り過ぎようとしておられたからである。」(ルカ 14:1-4)
自然のままのいちじく桑は、根に近いところからたくさん枝がでるので、登りやす
かったとのことです。
「王は銀をエルサレムで石のように用い、杉の木を低地のいちじく桑の木のように大
量に用いた。」(列王記Ⅰ 10:27)
いちじく桑は、木材として使用するのが主な栽培目的であったようです。
「神は、雹で、彼らのぶどうの木を、いなずまで、彼らのいちじく桑の木を滅ぼされ
た。」(詩篇 78:47)
「アモスはアマツヤに答えて言った。「私は預言者ではなかった。預言者の仲間で
もなかった。私は牧者であり、いちじく桑の木を栽培していた。」(アモス書7:14)