第287号
2023年 9月

・・・ 表紙の写真はイスラエルの樹木 ザクロ ・・・
廣部千恵子氏の許可を得て掲載した聖書の植物のひとつです。
「彼らはエシュコルの谷まで来て、そこでぶどうが一ふさついた枝を切り取り、それを
ふたりが棒でかついだ。また、いくらかのざくろやいちじくも切り取った。」
(民数記13:23)
神がイスラエルの民に与えると約束された土地の豊かさを示すものとして、偵察に
いった人々が持ち帰ったものにザクロがありました。
「そのすそに、青色、紫色、緋色の撚り糸で、ざくろを作り、そのすその回りにこれを
つけ、その回りのざくろの間に金の鈴をつける。すなわち、青服のすその回りに金の鈴、
ざくろ、金の鈴、ざくろ、となるようにする。アロンはこれを務めを行うために着る。
彼が聖所に入り、主の前に出るとき、またそこを去るとき、その音が聞こえるようにする。
彼が死なないためである。」(出エジプト記 28:33-35)
出エジプト記28章に祭司の衣装が記されています。上述のように、祭司の衣装に
ザクロをかたどったものが金の鈴とともにつけられました。