同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

—夫の実家を訪問して —

岩本 汀

「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい」 (ヨハネ 14:1)   

 先日、夫の母方の祖母に会うため、また祖父が亡くなって7年となる記念会があるため初めて福岡に行くことになりました。
初めてなのでとても楽しみにしていましたが、それと同時に私にとって恐怖とも言える緊張する出来事が待ち受けていました。
福岡に行くには仙台からの移動手段はもちろん飛行機に乗らなくてはなりません。私は飛行機がとても苦手でした。閉じ込められて逃げられないような密封された場所で何時間も過ごさなければならないからです。
仙台から福岡までわずか2時間弱で着いてしまうのですが、それでも出発前の離陸の際はドキドキが止まらず、睡眠薬を飲んで寝ようと出発前に飲みました。
しかし、出発してから行きも帰りもどちらも寝ることはできませんでした。隣にいた夫は行きも帰りも私を「何かあっても神様が助けてくださるよ」と励まし、気を紛らわせるためにゲーム(スマッシュブラザーズ)を用意してくれました。機内ではただただ神様に祈ることしかできませんでした。
でもそれと同時にクリスチャンであるがゆえに神様にただより頼むということができるということはなんと幸いなことなのだろうと感じました。そしてもし何か起きてしまっても天国で神様が待っていてくださると信じて平安の中で生きていけるということの幸いを心から感じさせられました。そして最後まで助けられ無事に乗り越えることができました。
福岡では夫の家族と共に沢山過ごすことができ、改めて神様の導きがなければこのような出会いはなく、幸いな時間は持てなかったと思い感謝しました。
そして最終日には私も夫も新型コロナウイルスに感染してしまうという出来事もありました。
最終日前日の夜に夫は発熱してしまいましたが、なんとか日中の帰り道は体調が2人共々守られ、無事に仙台に帰ってくることができました。
そのことも神様が守って下さったのだととても感謝しました。
今年で私は30歳になりましたが、幼いときと比べると年々「恐い」と感じてしまうことが多くなっている気がします。その度に神様が私を励ましてくれる人を周りに置いてくださり、その力なしでは到底自分だけでは歩めないと感じることが沢山あります。
弱くどうすることもできない自分自身と向き合わなくてはならない時間も増えていくかもしれませんがその都度、神様が慰め励まし、共に歩んで下さっていることを信じ、感謝しつつ歩んでいきたいと願っています。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)