DOCTYPE html> 「同労者」311号—表紙

同労者

キリスト教—信徒の志す—

第311号

2025年 9月

表紙写真

・・・  表紙の写真はイスラエルの植物 小麦 ・・・
廣部千恵子氏の許可を得て掲載した聖書の植物のひとつです。

  • http://dorosya.net/95/syokubutu.html

  • 「そこで、アブラハムは天幕のサラのところに急いで戻って、言った。「早く、三セア の上等の小麦粉をこねて、パン菓子を作っておくれ。」(創世記 18:6)
    聖書にはじめて「小麦」がでてくる記事で、アブラハムがマムレに住んでいた時のこと です。カナンで小麦が栽培され、アブラハムも小麦の栽培をしていたことでしょう。

    「さて、ルベンは麦刈りのころ、野に出て行って、恋なすびを見つけ、それを自分の母 レアのところに持って来た。するとラケルはレアに、「どうか、あなたの息子の恋なす びを少し私に下さい」と言った。」(創世記 30:14)
    これはヤコブがパダンアラムのベトエルとラバンと一緒にいた時のできごとですから、 アラムの地で小麦が栽培されていたことを示します。

    「しかし小麦とスペルト小麦は打ち倒されなかった。これらは実るのがおそいからであ る──」(出エジプト記 9:32)
    モーセによってエジプトに災害くだされた時、激しい雹によって農作物や木々、家畜や 野にいた作業者が打ち砕かれたところです。
    エジプトは小麦の産地でした。

    以下、小麦は聖書全体に登場します。日本人の主食材料の米とヨーロッパ人の主食材料 の小麦は昔から世界の人間を支える食物でした。