わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!
- 主が与えてくださった将来と希望 -
岩本 汀
「わたしはあなた方のために立てている計画を知っているからだ。主の御告げ それはわざわいではなく、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」
(エレミヤ書 29:3)
今年の6月に双子の息子を出産し、約3か月が経ちました。本当にここまで無事に守られたことを心から神に感謝しています。
妊娠中からのことを思い返すと、ここまで一つ一つ神の守りの御手があったことを思わされます。昨年の秋に妊娠が分かり、産婦人科のクリニックを受診すると胎嚢が2つあり、双子であるということが分かりました。勿論、まず私たち夫婦は2人でとても驚きました。それと同時に嬉しさや先々の不安など、様々な感情が混ざっていたことを思い出します。その後、双子妊娠はクリニックでの出産は母子ともにリスクがあるため大学病院にて出産することになりました。そして大学病院にて詳しく診てもらうと、双子の胎盤の種類は主に3種類あり、わたしは一絨毛膜二羊膜双胎(MD双胎)という2人の子どもが1つの胎盤と絨毛膜を共有しているタイプということが分かりました。そして私が診断されたタイプはハイリスクであるということ、同じ胎盤を共有しているためどちらかに血液や羊水が偏ってしまい、体重差が開いてしまうといった危険性があり、片方の子どもに影響があると2人同時に影響が出てしまいその場合早急に手術が必要であるということも説明されました。もし問題があった場合、すぐに対処する必要があるため通院の回数も多くなり、私たち夫婦だけでは難しく、先生方にも協力していただきながらの妊婦生活でした。私は自分がハイリスク妊婦であるということが分かった時には不安な気持ちがとても大きく、どうにもならないことですが、どうして胎盤を1つしか作れなかったのだろう、どうしてリスクが低いタイプの双子妊娠ではなかったのだろうと思い詰めてしまい、つわりもひどく、ほぼ寝たきりになり塞ぎ込むような時期がありました。そんな中、父からメッセージが送られてきました。『苦しい時が続いていると思いますが、これは神様が与えられたことであり、全て続いている信仰の営みです。だから苦しくても神様に不平や不満を言ってはいけません。助けてください、と祈ることは正しいことです。神はへりくだって信頼する者を必ず助けてくださいます。お父さんは裏切られたことは一度もありません。へりくだるものは神の御旨が気づくようになります。自分の考えるべきこと、なすべきこと、感謝すべきこと、愛するべき人、色々なことが見えてきます。また同じように苦しむ人を支えてあげることが出来るようになります。神に全く信頼して祈っていきましょう。』という内容でした。私は心動かされ夫婦で共有しました。私はへりくだって胎に宿っている子どもたちを神の御手にゆだね、神により頼むということが出来ていませんでした。自分の感情から生まれる不安な言葉だけを並べて殻に閉じこもっていました。しかしそうではなく神に信頼し、へりくだって祈っていくことの大切さに気付かされました。そして、神が祈りに答えてくださり、1つ1つ乗り越えさせていただき、妊娠中1回も問題が指摘されることがなく順調に出産まで守られました。懸念されていた体重差もたったの15グラム差と2人とも健康体で生まれて来ることも許されました。教会の方々にも沢山祈っていただき、祈りによる力を心から実感させられました。冒頭での御言葉は今年与えられた御言葉です。神は私たち夫婦に平安を与える計画をくださり、2人の子どもという将来の希望を与えてくださいました。子どもたちが神の御旨によって生きることができるように、主に仕える者として育て育んでいくことを夫婦2人で祈り、お約束しました。これからもへりくだって神に信頼し、この家庭が守られていくことを祈って歩んでいきたく思います。