同労者

キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

 信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。

<イエス・キリストの再臨>

先月の質問は、
 イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。
でした。
回答例(作成者:野澤)
 また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。

3.キリストの再臨はどのように起きるか(つづき)

(4) 人の子は力と大いなる栄光とをもって、雲に乗り天からお下りになる。
「そのとき、人の子のしるしが天に現れます。すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見るのです。」(マタイ 24:30)

 「雲に乗り」という語は、「雲の中にあって」という意味であると、トーレイは解説しています。(この点は、ご再臨の時のお姿に限定していうならば、文字通りイエスは「雲に乗って」おいでになると解する方がよいかも知れません。)
 以下の聖書の記事を参照。

出エジプト記 19:9 「すると、主はモーセに仰せられた。『見よ。わたしは濃い雲の中で、あなたに臨む。わたしがあなたと語るのを民が聞き、いつまでもあなたを信じるためである。』それからモーセは民のことばを主に告げた。」
出エジプト記 34:5 「主は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、主の名によって宣言された。」
マタイ 17:5 「彼がまだ話している間に、見よ、光り輝く雲がその人々を包み、そして、雲の中から、『これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい』という声がした。」
詩篇 104:3 「(主は)水の中にご自分の高殿の梁を置き、 雲をご自分の車とし、 風の翼に乗って歩かれます。」
イザヤ書 19:1 「エジプトに対する宣告。見よ。主は速い雲に乗ってエジプトに来る。エジプトの偽りの神々はその前にわななき、エジプト人の心も真底からしなえる。」
 以上の諸聖句から判断されることは、「雲に乗って」来られる方は「主(エホバ)」であられました。ですから、イエスが「雲に乗って」来られるという意味は、イエスが真の神であられて、神の栄光をもってこられるお方であることを意味しています。

(2) イエス・キリストは体を持たれ、目に見える姿で再臨される。
「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」(使徒 1:11)
「キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。」(ヘブル 9:28)
「見よ、彼が、雲に乗って来られる。すべての目、ことに彼を突き刺した者たちが、彼を見る。地上の諸族はみな、彼のゆえに嘆く。しかり。アーメン。」(黙示 1:7)

 

(5) イエス・キリストはみ父の栄光をもって、聖なる天使たちと一緒においでになる。
「人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行いに応じて報いをします。」(マタイ 16:27)
「このような姦淫と罪の時代にあって、わたしとわたしのことばを恥じるような者なら、人の子も、父の栄光を帯びて聖なる御使いたちとともに来るときには、そのような人のことを恥じます。」(マルコ 8:38)
「苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現れるときに起こります。」(テサロニケII 1:7)

<今月の質問>

イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。(つづきを)

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