同労者

キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

 信仰生活のこと、教理上の疑問など様々なことについて、誰かに聞いてみたいことがおきてくると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。送付先は巻末にあります。

<イエス・キリストの再臨>

先月の質問は、
 イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。
でした。
回答例(作成者:野澤)
 また、R.A.トーレイが「聖書の教え」に整理した記述を参照させていただきます。

3.キリストの再臨はどのように起きるか(つづき)

(1)項のつづき。(内容は前号を参照して下さい。)
「また、あなたがたの心を強め、私たちの主イエスがご自分のすべての聖徒とともに再び来られるとき、私たちの父なる神の御前で、聖く、責められるところのない者としてくださいますように。」(テサロニケI 3:13)
「私たちのいのちであるキリストが現れると、そのときあなたがたも、キリストとともに、栄光のうちに現れます。」(コロサイ 3:4)
「私たちはイエスが死んで復活されたことを信じています。それならば、神はまたそのように、イエスにあって眠った人々をイエスといっしょに連れて来られるはずです。」(テサロニケI 4:14)

 空中では、キリストはご自身のものたちのためにおいでになりますが、地上には彼らと一緒においでになります。このことは、主の再臨が二回あるのではなく、一連のできごととして起こるのです。しかしこの二つのできごとの間には明らかに時の間隔があり、その間にもできごとがあることが、暗示されています。

「不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。その時になると、不法の人が現れますが、主は御口の息をもって彼を殺し、来臨の輝きをもって滅ぼしてしまわれます。」(テサロニケII 2:7-8)
確かではありませんが、キリストの空中再臨と地上再臨の間に、大艱難時代があるとの解釈もされています。

(2) イエス・キリストは体を持たれ、目に見える姿で再臨される。
「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」(使徒 1:11)
「キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。」(ヘブル 9:28)
「見よ、彼が、雲に乗って来られる。すべての目、ことに彼を突き刺した者たちが、彼を見る。地上の諸族はみな、彼のゆえに嘆く。しかり。アーメン。」(黙示 1:7)

 

(3) イエス・キリストは公然と再臨される。
「だから、たとい、『そら、荒野にいらっしゃる』と言っても、飛び出して行ってはいけません。『そら、へやにいらっしゃる』と聞いても、信じてはいけません。人の子の来るのは、いなずまが東から出て、西にひらめくように、ちょうどそのように来るのです。」(マタイ 24:26-27)
 「部屋」の中でキリストと自称する者たち、暗い隅っこでキリストであると自称する者たちは、ずっと以前から預言され暴露されている偽り者です。
「主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。」(テサロニケI 4:16)
というみことばから推して、再臨されたキリストが、世界の片隅の宗教団体の頭になっているなどということはありません。 また、キリストのもとに引き寄せられる信者が、ひそかにいなくなるというような教えは、聖書によってあまり支持されていません。
(この箇所の説明次号につづく)

<今月の質問>

イエス・キリストのご再臨について考えましょう。
・・イエス・キリストの再臨について聖書が主張していることを述べて下さい。(つづきを)

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