JSF&OBの部屋
~ 讃美リクエストを通して ~
石井 勝
あるとき突然、「お父さん、◯月◯日(半年位前の日付)の礼拝の第一の賛美は◯◯、第二は◯◯、第三は◯◯だったよね?」と話しており、直ぐにその日に遡って礼拝動画を見てみると、長男の言う通りの3曲が賛美されて、私はとても驚きました。それくらい、長男の生活には、讃美歌が根付いています。
私たちの教会では、毎週木曜日の月の始めの祈祷会では、賛美会として、自由に賛美歌のリクエストが出来る集会となります。長男は私に毎月「○○をリクエストしたい(勿論全部インマヌエル讃美歌)」と言って、私が代わってリクエストしていました。しかし、だんだんと同年代のお姉さんも自らリクエストをするようになり、私も長男に自分でリクエストをして欲しいと願うようになりました。そのことを伝えて、長男も自分でリクエストすると言いました。
私は、期待しつつも、長男は恥ずかしがり屋のところがあり、緊張すると声がきちんと出なくなるところがあるので、どうなるかと一面不安な部分もありました。
その様な中、11月の祈祷会で長男は、その讃美リクエストの時間、意を決したかのように手を挙げて「讃美歌の315番(イエスは木にかかりて)!!」と大きな声でリクエストをすることができました。
その姿に、私は嬉しい思い以上に、神様は私の想像を超える成長を長男に与えてくださったのだと大変感謝しました。同時に、私自身がその長男の成長に間に合うものでなければいけないという緊張感を覚えました。
この年も残りわずかとなりました。日々慌ただしい中で、本当にあっという間に時間は過ぎていくように感じます。
その様な中でも子ども達には確かに成長が与えられ、その景色を見ることが出来ることを感謝しつつ、尚、歩ませて頂きたいと思います。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)