論説
— 聖霊と讃美歌 —
「聖霊を受けなさい。」(ヨハネ20:22)
  「信じたとき、聖霊を受けましたか。」(使徒19:2)
今年は5月19日がペンテコステです。
	御霊は天より 我に降りて
  喜び安きを 満たしたまえり 
  (折り返し)
     我が心静かなり 嵐はやみて
     イエス君の御声のみ
           明(さや)かに聞こゆ
御霊の満たしを 賜いし時に
  疑い恐れは 我より去れり
まことに御霊は 光のごとく
  心の闇夜を 照らしたまえり
御霊に満ちたる 心の内に
  主はその御顔を 映したもうなり
  (インマヌエル讃美歌327)
 数年前、ある兄弟がぽつりと、「この讃美歌が私の愛唱歌になりました」、と口にしました。彼はそれ以外何も言いませんでしたが、そのとき筆者は、その兄弟が聖霊を受けたことを確信しました。
   冒頭のみことばはイエスとパウロが述べていることばです。私たちは真剣に求め聖霊を受けさせていただかなければならないことが示されています。
「主のことばの光のうち 行く者の心に
  主は親しく宿り給わん ただ君にまかせよ」
  (インマヌエル讃美歌292)
の原詩に聖霊を受ける道がこう歌われています。
  「信じ、従いなさい。なぜなら他に道はないから。イエスにあって幸せでありなさい。ただ信じ、従うことによって。」
  イエスがわたくしたちのために贖いをなし、その準備は完成されています。ですから、信じ、従う、この二つだけが聖霊を受けるために必要なことです。
  「神がご自身に従う者に賜わった聖霊」(使徒 5:32)
  「かれらの心を信仰によってきよめてくださった。」(使徒15:9)
  と聖書にそれが示されています。
  聖霊を遠いこととしませんように。まことに聖霊は私たちの側におられます。
  この讃美が皆さん自身の経験となり、みなさんの心の歌となりますように。