同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 教会学校で —

齊藤 恵一

「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる。」 箴言27:17

 最近私たちの教会では、進級式がありました。新しいクラスに進む人たちも今のクラスに残る人も期待を持って歩み始めました。
 私は教会学校で先生をさせていただいています。私のクラスは高等科でして、高校生を対象としたクラスです。高校生4人と先生3人の計7人のクラスで昨年度スタートしました。
 私はその中で、何かを作り上げたいといつも思っていました。それは、下手でも不器用でも上手でもいいので、とにかく自由にアウトプットしてもらいたいといつも思っていました。しかし、ただアウトプットしてとお願いしてもだめなので、ふさわしい場所を用意してあげなければなりませんでした。
 そのときに自分は高校生の時にどういう風に自分を表現したときがうれしかったかなと考えてみると、友達と4コマ漫画を書いている時でした。だから私も彼らと一緒に4コマ漫画を書きたいなとも思っていました。 そんなある日、テレビの番組でパラパラ漫画の紹介がされているのを見まして、その作品に感動しました。そして教会学校のクラスのみんなで一緒に作ろうと取り組みました。
しかし、製作期間が短いという事と、画風が違うとおかしくなるよねという事でパラパラ漫画は断念しまして、アニメーション制作になりました。
 そうと決まれば、みんなで聖書のどの箇所をアニメーションにしようかと話し合いました。ザーカイの話、からし種の話、ノアの箱船等色々あがってきました。私はからし種をしたかったのですが、多数決でノアの箱船を作る事に決まりました。
 そして、絵の上手な先生に原画を描いていただき、生徒のみんなで色塗りをしました。次に描いた絵を私がパソコンで、画像処理して何とか1つの作品をみんなで作り上げる事が出来ました。これは確実に一人で出来る事ではありませんでした。友がいるからこそ、すばらしい作品が出来ました。
 そして、その作品を進級式の時に上映させていただき、感動して見てくださった方もいまして、大変感謝に思いました。
 イエスキリストは、あなたの友になってあげようと自ら進んでその友の為に命を捨ててくださった事です。そして、その死がその友にとってどれほど感謝な事でしたでしょうか。
 私もなお進んで友にならせていただき、イエスキリストの友の為に死ぬという意味を考えていこうと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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