聖書の植物
— 香料、薬草、野草から —
写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可により掲載。
詳細は同氏のホームページ 又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。
詳細は同氏のホームページ 又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。
キバナスズシロ
Eruca sativa
アブラナ科キバナスズシロ属
彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草を見つけ、そこから野生のうりを上着いっぱいに集めて帰って来た。彼らはそれが何であるかを知らなかったので、刻んで煮物の鍋に入れ、
(列王記下 4:39)
の草がヘブライ語ではオロット(troao)となっている。これははっきりとはしないが、ギルガルで集められ、ここには今でもこの植物があること、アラビア語でjarjirと呼ばれるEruca sativaがここにあること、ベドゥインがサラダや煮物に集めることなどから、Eruca sativaの可能性をZoharyは説いている。しかし、すべての食べられる草の総称であることも十分考えられる。はっきりしない植物である。