同労者

キリスト教—信徒の志す—

聖書の植物

— 香料、薬草、野草から —

 写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可により掲載。
 詳細は同氏のホームページ

http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002march2.htm

又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。

キバナスズシロ
Eruca sativa
アブラナ科キバナスズシロ属


彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草を見つけ、そこから野生のうりを上着いっぱいに集めて帰って来た。彼らはそれが何であるかを知らなかったので、刻んで煮物の鍋に入れ、
(列王記下 4:39)

の草がヘブライ語ではオロット(troao)となっている。これははっきりとはしないが、ギルガルで集められ、ここには今でもこの植物があること、アラビア語でjarjirと呼ばれるEruca sativaがここにあること、ベドゥインがサラダや煮物に集めることなどから、Eruca sativaの可能性をZoharyは説いている。しかし、すべての食べられる草の総称であることも十分考えられる。はっきりしない植物である。