同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— みなで創り上げる教会キャンプ —

山本 守

「あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」
(Iコリント12:27)

 今年も、教会の恒例行事となっています教会キャンプが開かれました。例年ですとまだ春の景色の残る5月のはじめの時期でしたが、今年は9月のもう秋が近くに感じるこの時期に昨年と同じく一関市にあります館ヶ森ホテルで行なわれました。いつもとは違った秋の景色を見たときに、もう一度この四季の移り変わりの素晴らしさをおぼえ、この世界のすべてを創られた神に感謝しました。
 キャンプは1日目の午前と午後に1回ずつ分科会が開かれました。6つのグループに分かれ、各々のグループの中で与えられたテーマ、また聖書の箇所から学びあう時が持たれ、愛する兄弟姉妹とのよき語り合いがなされました。私が参加したグループでは、「教会」という大きなテーマから始まり、今そこに生きる自らの本心、または思いを語り合う時となりました。同じ年代の若者が今感じていること、これからの教会と共に生きる自らの姿勢、また私たちの上の世代の兄弟姉妹のお証し、自分はどう教会と共に歩んだかなど多くのことを聞くことができました。幸いだったのはどのお証も、そこには偽りのない真実な告白があったことです。人は自分の悪い部分、また恥じている部分などなるべく言わずに隠したいと願っているのが普通です。しかし、私たちの教会の関係の中にはそういった偽りや誤魔化しはなく、神に扱われた赤裸々な姿が語られていました。それはただ、私たちが教会に通う愛する兄弟姉妹の関係であるというだけでなく、同じ聖霊なる神を信じ、またそこにイエス・キリストの十字架による贖いを持って救われたという確信を持っているからです。ゆえに私たちは互いに許し合い、愛し合う関係が築いていけるのであることを確認しました。よき語り合いのときが与えられたことを神に感謝します。2日目はレクリエーションをもち、子供たちからお歳を召したものまで全員で楽しい時を過ごすことが出来ました。だれひとり強いられてではなく、それぞれが主催者であり、担当者であり、全員が一致して創り上げ積極的に参加できた教会キャンプであったことに誇りを感じました。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)