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質問してみよう「聖書を学ぶ会」—55

「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。」
(ローマ8:26)

 今回も良き聖書の学びができたことを感謝いたします。
 毎月たくさんの方々が質問をされて、その事に山本嘉納先生がお答えになっていますが、そのお話の最後に先生は、「そうやってみてごらん」とおっしゃいます。
 私もおぼえていますが、この会で初めて質問をした時、先生から「もう遅いということはありません。いつでも信じて進んでいく時に、神様の恵みとあわれみは、あなたに豊かにあらわれます。どうぞ積極的に歩み出してください」と言われました。
 それからは、いつも私の心にこのことばがあって、積極的にとまでいけませんが、私に委ねられた御用は、はい!と言えるようになりました。先生のおっしゃったとおり,神様は私の内を喜びで満たしてくださるすばらしさをたくさんくださいました。私の持っている力が変わったりしたわけではないのに、それでも用いてくださる恵みを感謝しています。
 今回も士師記を読みました。
4章のはじめには、「イスラエル人はまた、主の目の前に悪を行った。・・・・」と書かれていますように、罪深さがくり返されている様子が示されています。しかし、そこに、確かに神様の御手の業が働いた時に、勝利があらわされています。私たちも、神様を信じたからこそ、事が動いたと生きるべきであり、だからこそ神様の御旨を知ること、それにそぐわないはずれた道を歩まないようにすることの大切さが話されました。
 今回の学びのたくさんのお話の中で、一番私の心に残ったのは、「心を健全に保ちなさい」と言われたことです。そのためには、神様を畏れて歩むこと、神様と共に歩む人たちと一緒になって、愛の内に生きる生活をすることが示されました。そしてその心が健全であればこそ福音に生きることができますと話されました。
 前の学びの時にも、どうしたら福音が何もわからない人たちの心に届くのでしょう?という質問がされたときも、「あなた自身の心を正しく神様の方に向けて生きていることであり、伝わるか、伝わらないかが大切なのではなく、大切なのは伝えるあなたです!」と言われたことを思い出しました。何回も何回も私たちの心が燃やされるように先生がくり返し教えてくださっています。この学びを感謝いたします。

(執筆担当:石井さち子 仙台聖泉キリスト教会会員)