同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 三世代同居に導かれて —

harue-san

玉城 春恵



「見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に。」(詩篇 33:18)

 新しい年を迎えて早3ヶ月。
日ごとに春の暖かさを感じながら、新しい年度へ向けて移っていく時期を迎えています。特に幼子から若い兄弟姉妹たちの中には、卒業、入学、就職へと大きく環境が変わっていく者達もあり、備えていきながらも、福音の働きの為にも力を注いでいる姿を見させていただいています。
 自分自身もその中でどう歩みだしていったらよいかを思い巡らしながら、なお、この一年も主の導きに従っていきたく願います。

 主人の両親との同居生活も一年が過ぎて、それぞれが置かれている立場や責任を負っていきながら、新しい土地での生活が定着してきていることを感謝しています。

 年明け、子ども達の幼稚園の餅つき会に参加する時がありました。
私は、係になっていたため、そのときは義父に子ども達と共に付き添ってもらいました。義父は積極的に子ども達と一緒に薪を集めにいき、手伝ってくれました。
 また義父が杵を持ち、私がそばで餅を返しながら、実際に餅つきをする機会も与えられて、共に時間を過ごせたことを主に感謝しました。

 同じクラスの一人の保護者から「実父さん?それとも義父さん?」と質問され、義父であること、また主人の両親と妹と一緒に7人で生活していることを話す機会がありました。質問した方が驚いた表情を見せて聞いていたことが印象に残りました。
 世の中では別々に生活していくことがあたりまえになっているような中で、私たちは、3世代が一緒に暮らすという、とても貴重な環境の中で生活していることを思いました。
 そして日曜日の礼拝、木曜日の祈祷会には家族そろって皆で教会に行くことを第一としている信仰の家族の営みの中に、大きな主の恵みがあることを思います。

 義父は、言葉数が決して多くはありませんが、教会の諸集会、礼拝に行くことを子ども達にも強く語ります。
また、義父が静かに祈り部屋に入り、祈っている姿を近くで見る時に、家が義父の信仰によって守られてきていることを感じます。

 なお、一代、二代、三代と信仰が継承されていくことを願いながら、私もこの家族の中に加えさせて頂いていることを感謝しつつ、私がなさなければいけない取り組みをなしていきたく思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)