同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 夫婦の調和を模索して —

harue-san

齊藤 遥



「私達の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つかけたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。」(ヤコブ 1:2-4))

 今年も残り2カ月弱になろうとしています。今年も変わらずに多くの福音の働きがありました。
 9月に入りますと私達の教会は伝道の働きの為にまたクリスマスの準備の為に働き始めます。
 8月中は外向けの伝道の働きはお休みになりますが、私達の教会は神様を覚え夏休み中も変わらずに自宅や教会で伝道コンサートの為の練習や準備、また、サマーキャンプを通して行われる様々な交わりの時や集会のプログラム(お証会、賛美会、祈祷会など)、土曜日の教会掃除、大掃除など私達の教会は常に神様に仕える姿勢があります。
 私達夫婦もそのことを意識しながら幸いな時間の中で多くの関わりをさせていただきました。今までの働きすべては順調に全部参加できましたというわけでもなく正直夫婦共に試みられた時もありました。特に結婚当初や主人の転職活動の時を振り返りつつその後の生活の変化の中は本当に戦いの中にありました。特に主人は結婚当初における環境・仕事の変化に重荷抱える中肉体的にも精神的にも追い込まれることが多くありました。
 私も結婚する前は自分の時間を後回しにしてまで教会にいる時間が多くありまたそれが喜びでありましたから結婚してからもそういった傾向がありました。しかしその中で本当にやらなければいけない家庭の中の務めが疎かになり(例えば家事が後回しになってしまったり、いつの間にか主人との時間や関わりが大切に出来ていない)そのことに気づきつつも私は「神様の為に働いているのだからこれくらいは大丈夫だろう。主人も分かってくれているだろうし…」と、自分の思いのままに教会の働きを大切にしたいと思っていました。主人にも一方的に今までのクリスチャンホームの先輩方も同じように乗り越えて今生き生きと信仰生活を歩んでいるのだから頑張ろうと話したこともありました。
 しかし、段々と主人の心の負担と言いますかいきいきとした姿が減っていくのが見えた時に私は主人をないがしろにしている現実を神様が私に示していることに気がつきました。そのこと以外にも、今年の多くの集会や礼拝の様々なメッセージ、そばにいる兄姉のとりくみ・証を拝見する中に私には本当に大切にしなければならない優先順位が欠けていることに気がつき、主人と調和・共に生きているということも忘れていたことに気付かされました。もっと主人に寄り添っていかなければいくら神様の働きに仕えようとも神様は喜ばれないのではないかと思い主人とよくコミュニケーションをとり観察しながら私が優先しなくてはいけないことを覚え、信仰生活も家庭生活もないがしろにしないように主人と話し合い互いに意見を出し合いながら取り組んでまいりました。最近の変化でいいますと主人は当初、土曜日のジムの時間本当は体を休めたいと思った時も多くあったことを私は知っていまして転職してからは「今日は休んでもいいよ」と言ったこともありましたが主人はその時間を大切にし、またこのことも神様から与えられた時間として信じていましたからよっぽどのことがないかぎり休まず通っていました。そのことが今では主人をさらに肉体的にだけでなく精神的にも強められ仕事や教会での働きにもつながり更に積極的になったことをそばで私は感じ取らせていただき、また、主人が私達家族の為に辛いことや大変なことを信仰もって取り組んでいる姿や告白を聞くたびに私も主人を通して共に信仰が強められ、信じて行う姿勢の大切さを教えられていることに本当に主人が私の伴侶として与えられたことに心から神様に感謝しています。
 まだ、手探りで整わない中にありますが私達家庭がどのようにして神様に喜んで用いられる家庭であるかお互いにすれ違わないように礼拝や諸集会のメッセージ・お証、周りにいる兄姉の交わりを拝見しながら神様を覚え信仰生活を大切に出来るよう日々の取り組み励んでいきたく願います。


(仙台聖泉キリスト教会 会員)