同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 妹の成長 —

tadasi-san

玉城 義



「また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありませんか。」 (ヘブル 10:24)

 今年の7月10日で、妹は40歳になりました。
妹の生涯は様々なハンディを背負っていかなければなりませんでしたが、教会が妹と共にあってくださり、ここまで守られてきました。私自身も妹の兄としてこうして共に生きることができて感謝しております。

 今は共に3世代で同居していますが、以前の両親と妹の3人の生活は、なかなか思うようにいかない生活でありました。
同居するようになってから、第三者として家内が冷静に妹を観て、もっと自立した生活ができるはずだから、そのことに取り組むべきであると考え、妹の就労施設を確保し、また、妹自身がもっと節制した生活ができるように取り組みました。
 その取り組みは妹にとって苦しく感じることもありましたが、それを促す家内も苦しかったと思います。しかし、このことが最善と信じて取り組み続けました。
 毎週月曜日から金曜日まで、一人で就労施設に通っていること、月に一度通院している大学病院に一人でバスと地下鉄を利用して行くようになったこと、それまでもらっていた精神科の薬が減ったこと、彼女が一つ一つの促しに対して応え、少しずつ自立できるような者へと成長している姿を観て、私自身、彼女の変化に大きな驚きとともに大変感謝をしております。神の御業が妹を通して現されたと信じ、感謝しております。
 この営みは続いていますが、妹を一人の信仰者として、活き活きと神と共に生きていくことを願います。
 また妹と家内のこの関わりが共に生きている子供達にとってもいい示しになっていると思います。
 なお神を信じ、取り組んでいきたく願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)