同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 岩がきをきっかけにして —

keiiti-san

齊藤 恵一



「人は心に計画を持つ。主はその舌に答えを下さる。人は自分の行いがことごとく純粋だと思う。しかし主は人のたましいの値うちをはかられる。あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。」(箴言 16:1-3)

 今年の夏は全国的に暑くようやく仕事も夏休みに入ったというのに、暑さを凌ぐので精一杯という感じでした。そんな中でも家族で行った石巻の話を書きたいと思います。
家内の言ったこんな一言で始まりました。
「岩がきが食べたい。」
私はすぐさま
「じゃあ、明日行こうよ!石巻!」
と言いました。
こんな感じでちょっとした旅行が始まりました。
 家内はずいぶん昔に山本先生御家族と旅行に出かけたとき、行った先で光明先生に岩がきを御馳走してもらったことが忘れられないとのことでした。大きな身の岩がきで、それをペロリとたいらげ、とてもおいしかったとのことでした。
 すると光明先生はもう一回並んで食べなさいと言ってくれて2巡目も食べさせてもらって感激したとのことでした。またあの岩がきを味わってみたい・・・。

その思いで私たちは石巻へ出掛けました。
娘も外出が割と好きなので、小一時間の旅行も楽しんでいくことができました。
 そんな車内でじっくりと話す機会が与えられました。普段家で面と向かって話すこともありますが、車内でどこかへ旅をしながらゆっくり話すほうがいいなぁと思いました。そこでは家内の思い出話を聞いたり、お菓子をたくさん買ってパクパク食べながら運転してとても幸せでした。あきも車がリラックスできるみたいでおとなしく座って景色を眺めたり眠ったりして有意義に過ごしていました。

 忙しさの中にいるとなかなか気づくことのできないこういう日常の些細な喜びも 感じることのできた良い旅行でした。大きな岩がきは食べることはできませんでしたが、小さなかき串を食べることができ僕らはとても満足して帰ることができました。
 時に私たちは目標目指して進んでいきますが、最終的に得られるものは小さく感じるかもしれません。しかし、神様はその道中でどれほどたくさんの祝福を置いていて下さるのかを感じることができました。
私も神様に与えられたこの生の中で伴侶者が与えられ、子供が与えられたことに感謝を忘れず、与えられた教会とともに家族で歩んで行けたらなと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)