同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 子どもを育てるために —

haruka-san

生まれて初めて髪の毛を切りました。(2歳6ヶ月)

齊藤 遥

「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。」(ヨハネ 15:16-17)

  私たちの家庭にいます2歳半の娘は最近言葉だけでなく態度や表情も含め親たちの真似をするようになりました。子供の成長には欠かせない営みですが、いざ娘が真似をするようになって娘がどういう所を捉えるかがわかってくると、私自身の気を付けなければならないこともわかってきました。
 娘が生まれる前から家庭集会において子育てで気を付けるべきことが示されていました。
それは夫婦間の会話の中での言葉使いや態度が子供にそのまま出ますよと語られました。
 子供は親の姿を一番近くで見ており親の状態がそのまま子供に影響すると語られていました。私たち夫婦はそれぞれ外から家に帰った時にその空気をそのまま持ち込まないように気を付けるようにしようと話し合いました。
 さらに子供が外から家に帰った場合にも私たち夫婦が子供の言動に注意を払いこの家庭に相応しくない言動であれば、相応しくなるように態度を改めさせ、家庭の秩序を保つ必要があるということも語られ、そのことに取り組んでいこうと決めさせて頂きました。

 そこで夫婦で使ってはいけない言葉(例えば:イライラする~、ヤバイ、超○○、○○でさぁ~など)を決めました。娘が生まれてからは全て完璧というわけではありませんが、慣れない育児の中にあってもそのことを覚え取り組み続けてきました。娘も段々と成長が与えられ興味の広がりも見せ、活発に動くようになりました。
家庭はもちろん教会や通っている保育園の中でも様々に人間関係が築かれていることが娘との会話や共同生活の中で感じられるようになりました。

  前回の同労者で主人も書いていましたが、娘も食前やおやつ、寝る前のお祈りを少しづつ自分でするようになったり、讃美歌を喜んで歌ったり、私たちの取り組みが報われていることを確認でき感謝に思います。
 家庭の中でも日常の会話に入って「集会楽しかったね。」「今日お散歩行ったんだ~」など一日を振り返る会話や自己主張も出しながらコミュニケーションもとれるようになりました。
 そのような中、最近私が反省させられる面は私の良くない言動が娘に現れだしていることです。例えば私が疲れている時や家事中のふっとした時につい眉間にしわを寄せて「ねぇ~お父さ~ん。手伝ってよ~」と呼んでしまっているようで、その姿を娘が見て真似をするようになりました。娘に対しても「ちゃんとしてよ~」と小言のように言っているといつの間にか娘も真似をして主人に対して言うようになりました。
その時私は娘に対して「なんですか。お父さんに対してそんな口の利き方は!!」と叱りますが、心の中では私がそうさせているんだと思い、娘が寝た後に私の言動を反省する日々が多くありました。
 家庭集会の中で語られた悪い影響とはまさしくこのことで子供は母親を通して父親が家庭の中では権威者であることを知りますが、私が夫に対して先のような態度で居続けると娘も「お父さんに対してそんな態度でいいんだ。」と誤解を招いてしまいます。
 物事を様々と捉え始めているこの大切な時期だからこそ、娘の出産前にこの家庭に語られた先生たちのメッセージの重要性を感じます。娘の成長の大事なこの時期だからこそ私自身も本気になって自らを変革していきたく願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)