第290号
2023年12月
・・・ 表紙の写真はイスラエルの樹木 エニシダ ・・・
廣部千恵子氏の許可を得て掲載した聖書の植物のひとつです。
「アハブは、エリヤがしたすべての事と、預言者たちを剣で皆殺しにしたこととを
残らずイゼベルに告げた。すると、イゼベルは使者をエリヤのところに遣わして言
った。「もしも私が、あすの今ごろまでに、あなたのいのちをあの人たちのひとり
のいのちのようにしなかったなら、神々がこの私を幾重にも罰せられるように。」
彼は恐れて立ち、自分のいのちを救うため立ち去った。ユダのベエル・シェバに来
たとき、若い者をそこに残し、自分は荒野へ一日の道のりを入って行った。彼は、
えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った。「主よ。もう十分です。私
のいのちを取ってください。私は先祖たちにまさっていませんから。」彼がえにしだ
の木の下で横になって眠っていると、ひとりの御使いが彼にさわって、「起きて、食
べなさい」と言った。彼は見た。すると、彼の頭のところに、焼け石で焼いたパン菓
子一つと、水の入ったつぼがあった。彼はそれを食べ、そして飲んで、また横になっ
た。それから、主の使いがもう一度戻って来て、彼にさわり、「起きて、食べなさい。
旅はまだ遠いのだから」と言った。そこで、彼は起きて、食べ、そして飲み、この食
べ物に力を得て、四十日四十夜、歩いて神の山ホレブに着いた。」(列王記Ⅰ 19:1-8)
日本聖書協会の口語訳聖書では、「エニシダ」は「レダマ」と訳されています。