同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 選 択 ~

森田 忍

「それから、イェスは弟子たちに言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、 自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。いのちを救おうとする者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者は、それをみいだすのです。』」 (マタイ 16:24-25)

3月20日で結婚して7年が経ちました。私達の家庭がこの所まで神と教会と共に歩めますことを心から感謝します。

妻との結婚が7年前、長女は5歳、長男は2歳になり、結婚、子共達の誕生に成長とそれぞれを思うときに私の家庭に神が与えて下さる祝福はこんなにも多く注がれているのだと強く思わされます。
私自身においても、教会と家庭を大切にすること、働く中にあって仕事との折り合いをつけながら生活していくことは常に私自身の課題となっていることであります。

先日、職場においてコロナ禍で中止になっていた、社員旅行が4年ぶりに行われる事になりました。4泊5日で台湾に全社員参加の旅行ですが、中には、どうしても行けない理由をもっている、社員もいました。行くにしても、仕事の調整に四苦八苦しそうな社員もいましたが、私にとっては、この旅行をどうするべきか悩みました。旅行には参加しない方向で考えを進めていましたが、どのように会社に断りをいれればいいだろうかとこの期間、私は悩み、その事が早く解決することばかりを祈り待ち望む姿がありました。

妻や教会の先生方とも相談しながら、喧嘩するような一方的な話し方ではなく、こちらの考えを冷静になって会社側に話をしていくことにしました。
私は直ぐに上司に時間をとってもらい、自らの家庭において、5日間家を空けることはいかに大変であると同時に私が家庭を大切にしている旨を伝えました。
上司は不参加の方向で良いと言ってくれましたが、中々会社の中でこの価値観を理解してもらうことにはまだまだ時間を要すると思わされました。

礼拝のメッセージではイェス・キリストの十字架を負うことは神との愛が構築されると語られており、神は愛の故に私を保有してくださり、真の理解力を与えてくださる。
その所が私の心に強く残りました。

今回の旅行の件では、私が選択した事は今後の職場においてどのように変化していくかはまだわかりませんが、変わらずに神を信じて、導いて下さる道に感謝をもって歩んでいきたいと願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)