同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— ヨルダン川の中に立つ —

吉田 浅

 新しい年を迎え、皆さんはどのようなスタートをされたことでしょうか。
 昨年の自分に与えられ聖書のことばは「私はあなた方に悟りを与え、行くべき道を教えよう。私はあなた方に目を留めて、助言を与えよう。」(詩篇32:8)でした。祈り課題は、
 1.仕事が守られること
 2.病のいやしの二つでした。
1つ目の課題については2006年5月から病院と旧職員の労働争議が和解の形で解決したことでした。下記新聞紙面のとおりです。
旧盛岡精神病院と労働和解 不当解雇訴訟
 前病院長の死去に伴い、盛岡市の旧盛岡精神病院(現・盛岡観山荘病院、小泉幸子病院長)を不当解雇されたとして旧病院の労働組合幹部ら二十八人が小泉病院長を相手どり、就労する権利の確認などを求めた訴訟は二十五日までに、仙台高裁の勧告に基づき、和解した。
 和解内容は1.病院と原告らの間に解雇関係がないことを確認する。2.病院側が十一月末までに一定額の和解金を支払う-など。金額の公表はしていない。
 訴状などによると、二〇〇五年五月、前病院長の死去に伴い病院を廃止し、全職員をいったん解雇。前病院長の義妹に当たる小泉病院長が、新たに同様の形態で病院を開設したが、組合幹部ら三十五人は再雇用しなかった。
 原告代表の和野進執行委員長は「職場復帰とはならないが、一日も早い争議解決を図る立場から、解決金支払いによる和解に合意した。支援いただいた皆さまに感謝申し上げる」、病院側弁護士は「和解金は請求を下回る金額で、実質的な勝訴的和解と考えている」とそれぞれコメントを出した。
(2008年10月27日、岩手日報紙面より)
 2つ目の課題の病のいやしについては、現在かかえている6つの病気のために祈りつづけています、主が守り導いて下さり、悪化することなく、いやされてきていることを感謝しています。
 そして新しい年に与えられた御言葉は「あなたがたはヨルダン川の中に立たなければならない。」(ヨシュア3:8)という新しい主からの命令です。
 主は新しい大きな課題を与えてくださいました。この年も主を恐れ、へり下って進ませていただきたいと思います。

(盛岡聖泉キリスト教会 会員)

Valid XHTML 1.0 Strict