同労者

キリスト教—信徒の志す—

聖書の植物

— 水辺の植物から —

 写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可により掲載。
 詳細は同氏のホームページ

http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002water3.htm

又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。

スズカケノキ、プラタナス
Platanus orientalis
スズカケノキ科スズカケノキ属

 

ヤコブは、ポプラとアーモンドとプラタナスの木の若枝を取って来て、皮をはぎ、枝に白い木肌の縞を作り、(創世記 30:37)
神の園の杉もこれに及ばず 樅の木も、その大枝に比べえず すずかけの木もその若枝と競いえず 神の園のどの木も美しさを比べえなかった(エゼキエル31:8)

 創世記ではプラタナスとなり、エゼキエル書ではスズカケノキと同じヘブライ語のarmon(!Amr9[)に対して訳されている。Zoharyはarmonはヘブライ語で裸を意味するeromからきているのでススカケノキで間違いないとしている。スズカケノキの樹皮は容易に薄片として剥げ、裸の幹に剥がれた後の模様を残す。バルカン半島からヒマラヤまでの温帯に分布しているが、ヨーロッパ各地に移植され、日本にも明治の初めに渡来している。イスラエルでは北部の通常川辺の森などに育つ。樹齢の高いものは高さ20m、周囲3mにおよぶものがある。

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