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質問してみよう「聖書を学ぶ会」—7

 主はサムエルに仰せられた。「いつまであなたはサウルのことで悲しんでいるのか。わたしは彼をイスラエルの王位から退けている。角に油を満たして行け。あなたをベツレヘム人エッサイのところへ遣わす。わたしは彼の息子たちの中に、わたしのために、王を見つけたから。」サムエルは言った。「私はどうして行けましょう。サウルが聞いたら、私を殺すでしょう。」主は仰せられた。「あなたは群れのうちから一頭の雌の子牛を取り、『主にいけにえをささげに行く。』と言え。いけにえをささげるときに、エッサイを招け。あなたのなすべきことを、このわたしが教えよう。あなたはわたしのために、わたしが言う人に油をそそげ。」サムエル記 第一 16章1-3節

  高校3年生、山本守くんから「先日の祈祷会で開かれた聖書の箇所でサムエルは神から油注ぎを命じられたとき、サウルを恐れたと言っていましたが、単に恐れたのでしょうか」という質問がなされました。
それに対して先生は、サムエルがサウルを恐れたということは外の人にはわからない個人のものであるが、それを本人がお証ししたから記事としてあり、恥部を隠していない、そこに神との関わりがあると答えられました。
 神はサムエルの弱さ、足りなさも知っていて不思議と策を下さった。主にいけにえをささげに行くとカモフラージュしなさいと。サムエルは私の教えと言って自らを現したのではなく、取るに足りない土の器であり、大いなることをしても次の瞬間弱音を吐くような者と自らを現しています。今も同じように私たちは弱い者で恐れますけど、どうしたら良いでしょうかと神に問い、決して逃げないこと。神は求める人にご自身を現される方。サウルは絶頂期に神に退けられた。どのようにして神が生きていることを現すことができるかと投げかけられながら、聖書の学びを通して隠されている真理に触れる時が与えられていることを感謝いたします。

(執筆担当 茂永 和子  仙台聖泉キリスト教会会員)

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