同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 長年の勤めを退職して —

石井 さち子

「蒔く人に種と食べるパンを備えてくださる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。」(IIコリント 9:10)

 私はこの春、長年勤めてきた仕事を退職しました。このことは、数年前から考えさせられていたことしたが、山本嘉納先生に相談させていただき、新しい踏み出しをすることにしました。
 仕事をはじめる前には、全く予想できなかったのですが、与えられた仕事は苦手なことを多くしなければいけないものでした。
 この仕事を長く続けることができたのは、神さまが私を見放さずに豊かに導いてくださったこと、教会の先生方の祈り、家族の支えがあったことを覚えました。と同時に、私自身の信仰の歩みはどうだったかと、問い返されました。
 牧師先生が、メッセージで、今までつちかってきたものでこれからがちがっていく、ということを語られた時、自分は手を抜かずに良いものを作りあげようとしている姿にふれる時が与えられました。
 今まで、時間がないという理由で近づかなかったり、見えなかったり、見ようとしなかった私が、大切な事を知るとてもよい機会でした。
 この半年の中で、何をやったと言えるものはありませんし、歩みが遅く、すぐ立ち止まってしまうような者ですが、神さまの示しを大切にし、そこに自分を置き、私をも用いてくださる神さまの良き働き人となることができるよう願いつつ、信じて歩んでいきたいと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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