同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 今 —

山田 行

「神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」(II コリント 6:2)

 毎日寒い日々が続いています。「はやく暖かくならないかな」と口癖のようになってしまいます。今年の仙台の冬は本当に雪も多く朝は窓が凍って開かなくなるほど寒い厳しい時です。インフルエンザも流行っていますし、皆さんにはくれぐれもお身体を大切にしてくださいますように。
 上記のみ言葉は祈りの前に読んでいた聖書の箇所で、この「今」という言葉が心に留まりました。先ほども書きましたが、「はやく春になれ」とか現実の厳しい中にあるときに、私はいつもこの苦しさは永遠には続かないと、道が開かれるように、最善の導きを神は用意してくださっている。と願って祈りますが、本当は「今」が神の導きの最善であり今の困難や闘いの中できちんと神の恵みを恵みとして認識することが大切だと思いました。 神は私にこのような「今」を与えておられ、そこから逃げないできちんと向き合って、弱い自分や恐れから離れたいと思う心など自分自身の足りなさを見せ付けられます。しかし感謝して自分に出来る「今」に最善を尽くして歩みたいと思いました。
 私の隣人に、こうなってほしい、ああなってほしいと願いますがそれも今をどう向き合い接しているかが本当に大切なことで、遠くばかりをみて夢を語るのも幸いですが、結局今の関わりと日々の積み重ねのなかでどれほど祈り深く丁寧に価値高く感謝しながら生活するかなのですね。
 「時」は神が与えてくださる恵みです。振り返るとやはり困難な時こそ神は大きな慰めや励ましを下さり、愛する家族や兄弟姉妹の尊い愛の行為に涙し感動を与えられ、立ち上がっていける力を下さいました。もう振り返らないでも「今」がその時であることを感謝します。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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