同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 次男の成長の中で —

玉城 春恵

 「まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。 私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。」
(詩篇23:6)

 5月21日、次男慈が1歳を迎えることができました。この1年、教会と共に歩む中で、健やかな成長が与えられ守られたことを感謝しています。
 私は、出産前から産後の生活に不安を持っていました。しかし、いつも教会が、そして婦人伝道師である山本盡子先生が、私の傍らちかくにあってくださり、多くの助けを頂きながら、その時を越えさせて頂くことができました。
 また、私は嫁いできてすぐにハンドベルグループ“ウィズティアーズ”に加えさせて頂きました。次男が誕生した昨年は、大きなコンサートが2回あり、私はできないのではないかと思っていました。けれども、まず婦人伝道師の盡子先生と話しをし、どうするか考えさせて頂きました。
 私自身はご用に立ちたいという意志を伝え、そこからどういうふうに練習に参加していくか、その間、子どもたちをどうみていくかなど、その都度一つ一つ相談させて頂きました。
練習中次男は私の背中におぶいました。時々ぐずることもありましたが、そうすると隣でひいているメンバーが声を掛け、ベルを鳴らしてみせたて下さり、次男はまた笑顔になっていました。自らもベルの音色に合わせて歌っているかのように声をだしていたかと思うと、急に静かになりベルの音色がひびく中、気持ちよく寝ていました。
 長男ははじめて私達から離れて祖父母と一日を過ごしました。送りだす方として、まったく不安がなかったわけではありませんでしたが、笑顔で祖父母と出かけていき、一緒に買い物に出かけたり、食事をしたり、楽しい時を過ごせたことを感謝しています。
 神様にすべてを委ねていった時、最善が与えられました。ハンドベルメンバー一人一人、家族に支えられながらご用に立つことができたことを感謝しています。
昨年12月最後のコンサートは、日本ホーリネス教団白鷹教会でのクリスマスコンサートでした。私は“一度でいいから行ってみたい”と婚約当初主人に話していたことがありました。そのことも、ハンドベルのご用を通して叶えて頂けたことも感謝しています。
 5月最後の感謝の証の祈祷会では、主人が次男の誕生日を迎えた感謝の証に立ちました。
 次男慈は長男のことをみて、同じことをしたがり、長男の持っているものを欲しがりうばいとるような強さがあります。長男信人はそんな慈に対して最初は泣いて私に訴えてくることばかりでしたが、最近は次男から奪い返したり、違う玩具を持ってきて貸したりと、長男なりに自分で考えて何とかしようと次男と関わるようになってきました。そうかと思うと二人で抱き合って楽しんだり、笑い合って遊んでいる姿もあり、二人の息子たちのさまざまな関わり合いをみながら感謝しています。
しかし、子どもたちは生まれながらの罪人であること、私自身も罪に向き合わされて、この罪のためにイエス・キリストが十字架にかかり、死んでくださったことを信じ救いに導かれたように、この二人の息子たちもイエス・キリストの救いに導かれるように願っています。
 このことのために夫婦でなお取り組んでいきたいと思っています。そして救いを頂いて教会にとどまり、生き続けていくことがどんなに幸いであるか、主人が父に教えられてきたように息子たちにもなおそのことを伝えつづけていきたいと思います。今年も残り半年、主とともに導きを信じて従っていきたく思います。

幸いなことよ。
悪者のはかりごとに歩まず、
罪人の道に立たず、
あざける者の座に着かなかった、その人。
          (詩篇 1篇1節)

(仙台聖泉キリスト教会 会員)