同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 主の働きに間に合う者となるように —

石井 ミワ

恵みとまことを捨ててはならない。それをあなたの首に結び、あなたの心の板に書きしるせ。
神と人との前に好意と聡明を得よ。
心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。
(箴言 3:3-5)

 この年もクリスマスの季節を迎えようとしております。この一年を振り返って思うのは、救いの恵みを受けた若い方々が教会のなかで生き生きとされている姿、福音を伝えようと一心にそこに身を置いている姿でした。私の二人の子どもたちも折々でそのなかに入れていただき、慈しんでいただきました。
 10月30日(日)には、若い方々のバンド、エクソダスの伝道コンサートが行われました。一人一人が伝道のために自分をさらけ出し、辛さや苦しさも抱えながらも、神の前に出続け、一生懸命に取り組まれた結果、メンバーの友人を中心に、多くの方々がそのコンサートに集われました。コンサートの音楽はもちろん、メンバーの証にも神への愛と、伝えたい福音が溢れていたと思います。私は、そのコンサートに於いて、映像の働きをさせていただきました。映像を作りながら、またコンサート当日のセッティング、会場のモニターに実際に映し出すときも、(若い方々のその働きのために、私も間に合う者でありたい)と心に思いながら携わりました。
 実は、春先に教会のサテライトにて私が企画した集会を行った事があったのですが、自分の思いだけで進めてしまった結果、他の方々に丸投げになってしまったという事がありました。本来間に合わないかもしれなかったその集会でしたが、そんななかでも、牧師ご夫妻をはじめ、多くの兄弟姉妹が一つ一つ助けてくださって、長女の友達が集い、「また行きたい!」と言ってもらえるようなものとなりました。教会が集いとして動いてくださり、間に合わせていただけたと感謝したことです。
 10月のエクソダスコンサートで歌われた讃美に、「約束」という歌がありました。私の働きも一人で行っただけでは本当に小さく、ともすれば自分だけ喜んで終わりになってしまうようなものです。しかし、教会のなかで用いていただき、生かしていただき、喜びを共有して何倍にもしていただけたことを本当に感謝しています。歌詞にあるように、私もまっすぐに主の愛に向かって歩み続けて行きたいと、そして、神の恵みを本当に豊かに注いでいただいていることに感謝して、教会の必要に間に合う者となれるように願いました。
 私の子どもたちもこのコンサートを本当に喜んでいました。将来、この舞台に立った若い兄弟姉妹のように、教会の子どもたちが揃って福音の舞台に立つことが叶うように、私も働かせていただきたいと願っております。

「約束」
僕は神様と約束したんだ
この尊きいのちの道を まっすぐにまっすぐに
僕は神様と約束したんだ
神様の御栄えを あらわす為に歩んで行くって

不思議な神様のみ力は 僕を救って下さった
キリストの愛の十字架は ここにいる僕の為だった

僕は神様に必要なのかと
でもキリストの受けられた十字架を 忘れずに忘れずに
僕の働きは小さいけれども
神様のみ恵みが 十分にそそがれているから

(仙台聖泉キリスト教会 会員)