同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 成長してゆく長男のうちに見る讃美 —

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玉城 春恵

(写真は、世の光みやぎクリスマスの
               ウィズティアーズのハンドベル演奏から
                  ・・母も讃美・・編集委員)



「あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける」と言っているのだから。 恐れるな。虫けらのヤコブ、イスラエルの人々。わたしはあなたを助ける。──主の御告げ──」(イザヤ 41:13-14)

3月16日に長男、信人が幼稚園を卒園し、4月よりいよいよ小学校入学、学校生活が始まっていきます。
 ここまでの長男の歩みが教会と共にあって真もられ、心も体も成長が与えられていますことを感謝すると共に、葛藤してきた長男との関わりも思い出されます。
 長男は小学校の支援学級、自閉症・情緒障害学級へと入学していきます。
幼稚園へ入園し、なかなか友達との関わりがうまくいかず、学期ごとに副園長、担任の先生との面談を重ねてきました。
その中で、アーチル(発達相談支援センター)を紹介されました。正直、どういう話がなされているのか、・・・様々な不安や恐れを感じながらも、私自身も生まれてから幼稚園入園までを一緒に過ごす中で、人の輪の中へ入っていくことが苦手であったり、こだわりが強くて切りかえができない所を感じてきましたので、長男を客観的にみるよい機会と思い、そこへ足を踏みだしました。
 判断を下されたとき、その結果を受け止めるのが苦しいというよりも、やっぱりそうだったのかと一つの心の荷が下りた思いでした。
 それから長男をどう理解し、どう関わっていったらよいか、一つ一つ教えられながら取り組む中で、長男の進む道が導かれていったことを感謝致します。

 教会の中では一足早く、2月より前列に自分の席が与えられ、若い兄弟の隣に座っています。※註
 兄弟が席に着くと、笑顔を見せて寄り添って一緒に讃美歌を開いている姿を嬉しく感じます。
 毎月第一の祈祷会は、讃美歌をリクエストし、皆で讃美し合う集会となっているのですが、長男は兄弟と一緒に選び、659番「さかえをすてて」をリクエストしました。(私たちの教会では「インマヌエル讃美歌」を使用しています。)
生まれた時から教会に身を置かせていただき、長男の心の中には確実に讃美が蓄えられています。
 これからの人生、彼はどういう道を通っていくのかわかりませんが、讃美が彼を支え続けていくものであり、教会と共に生きる人生を勝ち取ってほしいと願い祈りながら、私もの母親として支え、共に戦っていきたいと思います。

※註  仙台聖泉キリスト教会では、生まれたばかり(外出できるようになったらすぐ)の赤ちゃんを含む全員が同じ礼拝を守ります。(ベビー室のようなものはありません。) 子どもたちは小学校に入るまでは、後ろの方の席で、母親や面倒を見てくださる兄姉と一緒にいて、騒ぎさえしなければ寝ていてもよし、お絵かきなどで遊んでいても許されます。小学校に入学すると、聖書を買ってもらい、一番前の席に座り完全に大人と同じ礼拝をします。  本文中、2月からというのは、1月末の聖日に教会総会を持ち、そのとき教会学校教師の異動があります。異動になった教会学校の先生は、2月はじめから、異動先のクラスを受け持ちます。それにあわせて、学校の進級を待たずに生徒も進級しますので、小学校入学扱いになったということです。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)