同労者

キリスト教—信徒の志す—

ショートコラムねだ

— 年はとりたくないものだ —


 50歳台の後半になったら、膝がシクシクし始めた。悪くならないうちに手を打つ予防保全が大切なことは、機械設備、ものつくりの現場でよく知っている。しかし、この段階は機械で言うなら、異音がではじめて油を差すなどの処置が必要な状況である。
それで家内がコンドロイチンという薬をくれたので、飲み続けた。
60歳になったら家内が召されてしまい、薬は手に入らなくなったので、サプリメントのグルコサミンにした。なんと、コンドロイチンよりグルコサミンの方が効くみたいであった。
そのころから運動に関わる仕事をするようになって、脚の運動をした。以来膝は全く気にならないようになったが、予防保全のためグルコサミンは飲み続けている。ということで膝の件は1件落着といった感じ、問題なく過ごしている。
 蛇足だが、しばらく前のテレビ番組に動物園の飼育係の人が出演し、動物も年をとってくると痛そうに歩くようになる。そのとき、コンドロイチンとグルコサミンを与えると効果が見られる、といっていた。動物実験ならぬ動物実用でも効果ありとは面白い。

 お次は「耳」であった。大学病院でみてもらったが、こちらの先生方は重度の難聴しか扱わないらしい。ちょっと大きい声をだしてもらえば、日常の用に困らない程度では治療はしなかった。
 娘が補聴器を買ってくれて助かっているが、補聴器のボリュームをあげて爆音に聞こえるほどにしても特定の人の声(話)が聞き分けられない。集会の証を聞き取れなくて残念に思うことが多々ある。
ただ、有り難いことに、山本嘉納牧師の説教はよく聞き取れる。時折証に立たれる光明牧師の声もよく聞き取れる。何の違いかと不思議である。

5年くらい前に健康診断を受けたら、血圧が150ほどで、医者が降圧剤を出しましょうかといったが、まだいいです、と断ってきた。
昼食の弁当についてきている味噌汁と夕飯に食べていた味噌汁やスープを食べないことにし、酢をたくさん取るようにした。いろいろ工夫してみたが、いまは夕飯のとき納豆に酢をかけて食べている。これはとてもよいようだ。今の血圧は、はかるときの状況でかなり値が違うが、平静時130を越えないくらい、時に高くても140くらいまでである。

 最近これはまずい!と感じることは、夕飯を食べると眠くなることである。食卓に座ったまま寝ている。世に言う居眠りである。夜の集会でこうなったら、「○○さんもついに焼きが回ったか。」と言われるにちがいない。
それで、夜の集会にはほんのちょっぴりだけ食べて出かけることにしている。全然食べないと「お腹がすいた。お腹がすいた。」となって、空腹に気を取られて先生や皆さんの話に身が入らない心配がある。満腹に食べれば眠くなってアウト。
 こんな知恵の回し方で、焼きが回るのを防げるのは何年だろうか?