同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 自分の弱さを知る ~

森田 忍

「あなたの持っている信仰は、神の御前でそれを自分の信仰として保ちなさい。」 (ローマ 14:22)


今年も9月が終わり残り3か月となりました。
自らの信仰生活もこの所まで守り導かれていることを感謝いたします。
毎月1回火曜日に行われる聖書を学ぶ会において己の弱点について山本嘉納先生より語られている所に心が留まりました。語られていたことは自分の弱点は自分で理解していると思っていても案外理解できておらず、自らの隣人を通じて気付くことが多いと語られていました。それは単純に相手から言われたり自らがおこしたアクションで相手にいやな思いをさせてしまいそのリアクションによって気付くなどありますが私にとってこのお話は自分の弱さに気付き改善する促しだと思わされました。
私の弱さの一つとして「忘れる」という事があります。これは特に妻から言われていたこと、頼みごとや妻からの話を忘れていたりなど自分では忘れないようにと思いつつも言われたことを忘れて妻から指摘されることが度々ありました。ある時には指摘されたことに怒りまるで妻の方が悪いかの物言いで自分の悪さを棚上げにしているときもありました。
自分の弱い所を認めて改善する、一見簡単なことだと思いますが、私自身何回も改善しようと思いまた忘れを繰り返してきました。
簡単にはいかない自分の弱さの改善は大きな決心が必要になると思います。
それを信仰と結びつけることで改善は大きく動き出すのだと感じました。
9月の礼拝のメッセージにおいて、「神の最善は自らの最善にあらず」というメッセージがなされました。自らの願いが必ずしも最善ではなく、神が導いてくださる一つ一つが最善であり、その為にはほんの小さな行いも真実に生きてみせることであると語られており、この行いは信仰者において決定的岐路にもなると語られていました。
私はこの自分の「弱さ」を小さなことと思わず真実な行いをもって克服していく中で神は最善な道へと導いてくださると信じて取り組まさせて頂こうと思いました。克服の道はきっと小さな所からの始まりだと思います。しかし一つクリアし、また一つクリアする、その繰り返しの中で神は常に私の中に促しを与えてくださり、私もその神からの促しをつかみそこねることがないように弱さの中に働いて下さる神に感謝しつつ歩み続けていきたいと願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)