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キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 誕生日を迎えて ~

石井 勝

「なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」(ヨハネⅠ 4:4-5)


7月24日は私の誕生日で、今年で35歳になりました。早いもので、30代も折り返しという所まで来ました。30代になると、「ご飯が食べられなくなってきた」「(運動で)動けなくなってきた」と言う声が周囲からは聞こえてきますが、私はそのような事はあまり感じず、特に、運動に関しては、今より「速い球が投げられる」「速く走れる」「もっと重いものを持てる」等…ピークはまだまだ先にあると思いながら過ごしています。実際は、見えないところで徐々に衰えている所はあるのでしょうけれども、「まだまだ出来る!」と意志する事が大切であると思っています。
 私は17歳の時に救いの恵みにあずかりましたので、35歳になり、救われてからの人生の方が長くなりました。しかし、思い返してみると大分遠回りした歩みであったと感じさせられます。神から離れ、自分の思うがままに生きて、教会に来ても、心ここにあらず…そんな期間が長かったと思います。しかし、そのような私でも、神は決して見捨てず、もう一度立ち返らせて下さいました。そして幸いな結婚、そして今年は息子が与えられて、神の祝福の中を歩ませて頂いています。
 冒頭の聖言は、私の名前がつけられた箇所ですが、特に今年は、この聖言が強く示されています。私自身、とても流されやすい人間で、いつの間にか世と調子を合わせてしまいそうになる事を覚えます。礼拝説教でも度々「世の提示する価値観に生きていないか」と語らますが、特に、与えられている家庭を覚える時に、私自身が真実に歩んでいないと、家庭が揺らいでしまうことを示されます。誕生日を迎え、自らの名前を思う時に、もう一度、世に打ち「勝」つ者として、遜って歩ませて頂きたく願います。
 今年の誕生日はちょうど連休中であったため、家族で仙台市内のホテルに1泊して過ごしました。息子にとっては初めての外泊であったので、私達の家庭では一つの挑戦ではありましたが、守られ楽しい時間を過ごす事が出来ました。これから尚、息子の成長の為に、様々な事に果敢に挑戦し、その中での関わりを大切にしながら歩んでいきたいと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)