同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 子育てで大切にしていること —

森田 恵真

「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」(ピリピ 4:13)

 先日、分科会伝道会で、子育ての会を担当させていただく機会がありました。テーマは2つ、「子育てにおいて夫婦で大切にしていること」「夫婦関係をよりよくするために取り組んだこと」です。準備をしながら、また実際に会でみなさんとお話をしながら、さまざまなことが思い出されました。
 私が「子育てにおいて夫婦で大切にしていること」というテーマで思い出されたのは、山本盡子先生から言われた言葉でした。それは、私が娘に関することでご指導を受けた時に、先生から「あなたがその子に対してレッテルを貼ってはいけない」と言われたことです。苦手なことだとしても、1分でも長くそれができるように工夫することが必要である、母親が最初からこの子はこれができないと決めつけていると、その可能性を奪ってしまうことになる、ということをお話されました。その言葉は私の中にずっと残っています。ご指導を受けたことに取り組んでいく時に確かに娘は私の思っている以上のことができるようになっていきました。
 また、その言葉は自分自身のことに対しても同じように適応されるべきことであると感じています。子どもに対してそのように接しておきながら、自分は「私はこれが苦手なので…」とか「私はこういう人間なので…」というような者であってはいけないなと思わされます。娘との関わりにおいても、また自分の取り組むべき課題においても、その姿勢がどうであるのか、その点について考えさせられます。
 娘は現在2歳7ヶ月になりました。今年から、プレ幼稚園という幼稚園に慣らすための親子教室に月2、3回ほど通っているのですが、娘は先生や他のお母さんが好きで、話したことのない人にもどんどんフレンドリーに話しかけていきます。それは娘が教会学校や、教会の方々との関わりの中で愛されて育っているからだと思います。
また最近は、娘に対して厳しく対峙しなければならないことが出てきました。私自身、そのことをどのように行なっていくか難しさを感じることもあります。しかし、そのように過ごす中で娘の成長も感じられるようになりました。私も、娘と向き合っていくために、自分自身が真実に立っていかなければならないと思わされます。それが、信仰の継承へとつながっていくと信じて、私達夫婦も取り組まさせていただいています。
 私達の小さな家庭のことも、なお祈りの端に加えていただければ幸いです。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)