同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 結(ゆい) ~

齊藤 恵一

「自分を神のしもべとして推薦しているのです。」(コリントⅡ 6:8)

 8月7日に我が家に第2子が与えられました。コロナ禍ではありましたが、たくさんの祈りと喜びの中に誕生でき感謝いたします。嘉納先生に「結」と名前を付けていただきました。上述の御言葉はその時与えていただいた聖書の箇所です。神と世の人を結びつける主のしもべとして歩むという意味があり私たち家庭もその名前が与えられ、とても感謝をすると同時にそのような者へと育てていくために親としても備えていく必要を覚えます。
 8月は東京オリンピックの話題が多くあり活躍する日本人選手や選手たちの磨かれた技術や精神力などを見させていただき励ましを受け感謝でした。しかしそれと同時に外国からの選手団の受け入れや東京という過密都市での大イベントという事もあり新型コロナウイルスが増えてしまうのではないかと心配される中での開催でした。
 出場される選手たちも開催時期に合わせて体のコンディションの調整や色々な手続きを済ませたりするので当初予定されていた2020年のオリンピック開催時期から1年ずれるという事は選手にはかなりの負担になるのではないかと思いました。それでも今大会では日本史上最高のメダル獲得数だったと言われています。これは必ず来年オリンピックは開催されるという思いとそこで金メダルを獲得するんだという強い意志が彼らのモチベーションとなり日々のトレーニングも熱心に行うことができた結果なのではないかと思います。
 私もこのモチベーションを維持するということでいくと、この与えられた子を育てていく中でどういう意識を持つかが大事だと思いました。
 それは新約聖書のタラントの例えの通り、神の時がいつかは私たちにはわからないからです。与えられたタラントを土の中に埋めて何もせず、突然主人が帰って来て裁かれてしまうということはあってはなりません。
 私もこの与えられた子供をただ土の中に埋めて置くのではなく、子供たちがこれから生きて行く中で傷ついたり馬鹿にされることもあるかもしれませんが、周囲の環境に流されることなく神から与えられたいのちと名前の通りに生きて行けるよう道を整え、真の救いを見出すことが出来るように愛を持って育んでいきたく願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)