同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 愛ある信仰者 ~

森田 忍

 3月13日、山本光明牧師が天に召されました。私が先生を語るには足りる者ではありませんが、先生が生涯を通じて大切にされたことは教会と家族を愛することでした。自らに与えられた家族を愛を持って関わり、信仰を育み、その一つ一つの家庭が教会という中で、神の家族として互いに仕え合うことのできる幸いが神に喜ばれることであることを先生は生涯、真実な姿勢を持って教えてくださった事を私は感謝致します。
今年の礼拝のメッセージの主題「主キリストの僕」、主人である神を僕である私達クリスチャンは「愛」を持ってお仕えすることを詳しく語られています。
私自身3月20日で結婚して4年が経ちました。結婚の記念をむかえると結婚当初のことをよく思い返します。どうしても自分の考えや主張がきっと物事を解決する一番の近道だろうと思っていた時もあり、妻の考えや主張もろくに聞く耳を持たなかった結婚当初であったなと思わされます。
しかし、私の教会は自らの家庭にまずしっかりと愛を注ぐこと(神から注がれた愛を自らの中に留めて終わりにするのではなく、愛する者に分け与えたように)を大切にします。結婚してから行われる、牧師を自宅に招いての家庭集会はその愛の実践と手法の伝達を教えて頂く場となっております。自らの伴侶を愛すること、その家庭に与えあられる子供に愛を持って人格的な交わりを持つ事が自らを信仰者として大きく成長する大切な営みであることを示され感謝を憶えました。
二歳の娘は最近、自分の気持ちをしっかりと言葉で表現することが多くなり、よく話すようになったなと日々驚かされております。日常の生活の中でとっさに「ヨハネの福音書!」や「2節に入りましたら献金を・・・」等、礼拝の司会者が話している事を娘は聞いている事、二歳ではではありますがこの小さな者も礼拝者の一人として礼拝に参加している事を私は共に席を守りながら感謝な事であります。
今年のメッセージの中で主人に仕える僕に必要なことは主人に愛を持って仕えること主人が愛を持って僕に接する事は神の一方的な憐みですが、僕である私達はその愛に気づく事、愛とは関心を持ち物事にあたっていくことで豊かな関わりがある。
私はそれをメッセージで教えて頂いたと捉えております。今年も家庭と教会とに愛を持って仕えていきたいと願います。
「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」そこでイエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この第二の戒めにかかっているのです。」(マタイ22:36-40)

(仙台聖泉キリスト教会 会員)