同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 食あたり ~

石井 勝

「もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」(コリントⅠ 12:26-27)

先日、食あたりになりました。原因は恐らく牡蠣フライかと思われます(因みに、同じ物を食べた妻は何ともなく…)。以前にも生牡蠣を食べて、何回かあたった経験があり、最後にあたった時にとても辛い思いをして、それ以来、基本的に、加熱調理して食べていたのですが、今回はそれでもあたってしまい、今後、牡蠣を食べる事を自粛した方が良いか悩む所です。
土曜日の夕食に食べて、日曜日の朝方からお腹の調子が芳しくなく、夕方教会から帰宅して、熱を測ってみたら、38℃まで上がってしまい(朝の時点では平熱)、そのまま寝込む事になりました。幸い、翌朝には、熱も下がり、体調も回復したので、いつも通り会社に行こうとしたら、妻が「今日は、会社休んで病院行ったほうがいいんじゃない? 昨日、熱が上がったんだし、いまコロナウイルスが流行っているし…」と私に話をしてきました。
実は、私の記憶が正確なら、中学校2年生以来、約20年間学校や会社を病欠したことが無く、前回、牡蠣にあたった時も同様に休日でしたが、回復させて会社にいきましたし、特に、社会人になってからは、体調不良で休んで、急に仕事に穴を開けたくないという思いでここまできたと思います。
ですので、妻から「休んだ方がいい」と言われ、その時、私の中には休むという選択肢が無かったので、正直、戸惑いましたが、家庭集会で「まずは家庭を機能される事。それは教会生活、仕事、にも繋がります。」と先生がお話されていた事を思い出し、「家庭を機能させる」要素のひとつとして「妻の話、意見にきちんと耳を傾ける」事では無いかと思い、妻の言う通り、会社を休んで病院へいく事にしました。
診察の結果、急性胃腸炎。ウイルス性の疑いもあり、他人にうつす可能もあるので、 2~3日は会社を休んで、安静にするようにと言われ、妻に言う事を聞いて良かったと思います。
今回、夫婦の小さなやりとりでしたが、互いに尊敬・尊重し合う事。その姿を子供にも見せ続ける事、その積み重ねが困難な時も揺れ動かない家庭を築いていくために大切な事であると感じさせられました。
なお、この小さな家庭も霊的共同体である教会の中で、ふさわしい働きをする家庭である事を願い、歩ませて頂きたいと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)